校長室便り

【高1】「現代文」の授業見学(松浦先生)

1月31日(月)6限目、高校1年1組の「現代文」の授業(松浦先生)の後半を見学しました。岩井克人の「経済の論理/環境の倫理」という評論の読解の授業でした。

松浦先生の評論の授業では、文章を読み解くカギとなる設問をボールのように生徒に投げかけ、生徒はそれをしっかりと受け止めています。生徒は、まず自分で考え、次に、周囲の生徒と確認をしています。



そして、確信を得た言葉を、先生に返しています。この繰り返しの中で、徐々に、この評論の核心に迫っていきます。こうした一連の作業がよどみなく繰り返されていくところが特徴です。


また、その都度、黒板に整理されてゆくので、ノートを見ると、思考の過程を再確認することが出来ます。そして、最後に配られた「読解プリント」では、限られた字数で答えることで、今日学んだことを振り返るとともに、実戦力を身に付けていきます。


短時間の授業見学でしたが、生徒は、見たり、聞いたり、書いたり、話したり、といった感覚を総動員し、確実に目的地に向かっていることを確かめながら、読解の森を楽しみながら歩いているように感じました。