校長室便り

【中3】数理探究「佐野の地層と成り立ち」

9月15日(水)1・2限目、中学3年2組の数理探究は「佐野市葛生化石館」学芸員の奥村よほ子先生による「佐野の地層と成り立ち」と題する特別授業がありました。


まずは、「佐野周辺の地質」についての説明から始まりました。




石灰石は、世界ではどのように利用されているのでしょうか?




佐高の前庭には。石灰石の標本があります。今から10年前、「創立110周年記念モニュメント」として作成されました。


このモニュメントには、葛生から産出するすべての石灰岩が含まれています。



モニュメントの案内プレートは、奥村先生に監修していただきました。


こうした石灰岩は、もともとは海に棲んでいた炭酸カルシウムでできた殻を持つ海生生物の遺骸が集まってつくられたものです。葛生の石灰岩は、今から約2億6000年前に、熱帯地域の海で生息したフズリナやウミユリなどの生き物によって作られました。プレートテクトニクスによって、はるばる佐野にたどり着きました。


佐野市で発見された化石たちのお話もありました。




最後に、学芸員というお仕事について、説明してくださいました。






現在の奥村先生の御研究についてです。


最後は、佐野で産出する化石の観察を行いました。フズリナとウミユリの化石を用意してくださいました。






講話の最後に、質問コーナーがありました。




クラス代表からのお礼の言葉です。ありがとうございました。


使ったルーペなどはアルコール消毒をして返していました。


終了後も奥村先生への質問や化石の勉強をするにはどうしたらよいか、など興味深いお話がありました。


以上、今日のご講話を振り返ってみました。とてもためになった時間でした。
本当にありがとうございました。

明日は、3年1組と3組で、特別授業を行う予定です。