校長室便り

身近な風景 ~秋の野草

ヒガンバナの花が終わると、周囲は一気に地味な色合いになります。
それでも、よく見るといろいろな花がひっそりと咲いており、着実に子孫を残そうとしています。

この花を知らない人はいないでしょう。

①「コスモス」ですね。

 和名は「オオハルシャギク(大春車菊)」です。学名がコスモス・ビピンナツスCosmos bipinnatus であるため、「コスモス」、または「アキザクラ(秋桜)」とも呼ばれています。メキシコが原産で、まずスペインに渡り、日本には1879年(明治12年)に持ち込まれたといわれています。
 ところで、「コスモス」(=宇宙の秩序、調和?)という学名は壮大すぎやしないでしょうか?  一説によると、スペイン出身の聖職者が本種の花をみて、花びらが整然とバランスよく並んでいることに、ギリシャ語の(調和)と名付けたと言われています。(以上、Wikipediaより)
 でも、日本人が「コスモス」の花を見て「宇宙の秩序」を感じることは、あまりないような気がします。

②コセンダングサ

これだけ見ても、あまりパッとしませんね。でも、この後、この花からこんな種子ができてきます。


もうわかりましたか?


そうです。先端に突起が3本ある「ひっつきむし」になります。「ドロボウグサ」と呼ばれることもあるようです。
佐高ミュージアムNo26 「ドロボウグサ」.pdf

③セイタカアワダチソウ
一時期は、秋の野原はセイタカアワダチソウの大群落で覆われていましたが、今では不思議とあまり見かけなくなりました。理由は、よくわかりません。
この花からハチミツが採れるそうですが、「古い靴下のような酸っぱい匂いがする」という難点があるそうです。10年前はネットで購入できましたが、今は販売されてません。やはり、匂いが不評だったのでしょうか。
佐高ミュージアムNo34 「セイタカアワダチソウ」.pdf