校長室便り

【中2】「CTP」の授業見学(高木先生、粂谷先生)

6月14日(火)3限目、中学2年3組の「CTP」の授業(高木先生・粂谷先生)を見学しました。CTP(クリティカル・シンキング・プログラム)は総合的な学習の時間とも連動しており、「世界が抱える諸問題の解決に向けて」をテーマに探究学習を行っています。

中1の時の「総合的な学習の時間」は、SDGsの17の目標は、2030年までに達成することとしていることから、「2030年 世界はどうあるべきか①」として、環境問題に焦点を絞った研究をしてきました。

中2では、「2030年 世界はどうあるべきか②」として、世界が抱える諸問題(国際理解)をテーマに、日本と世界を比較しながら、より広い視点で研究することにしています。

CTPでは、こうした探究活動と連動し、必要となる「思考法」や「パワーポイントを使ったプレゼン」などのスキルを身に付けることを目標としています。

例えば、一つのキーワードから思考を広げるため、今回は「マンダラ」という思考法を活用しています。ある班は「アルビノ」という生物に見られる現象がどのような社会問題に関わっているかを「マンダラ」で表現していました。


生徒が作成した「マンダラ」(色や矢印は、後からこちらで書き加えました。大谷翔平が高1の時に、このマンダラチャートを作成していたことが有名です)

このように、「マンダラ」を作り、関連する事項を確認しながら、

①結論(どうあるべきか、提案)
②理由(そう考える理由)
③現状分析(根拠となる資料)
④解決のためにやるべきこと、やりたいこと

といった構成を考えていきます。
これは、とても高度な取り組みだと思います。中2でここまでのことが出来れば、中3や高校では、研究内容そのものをより深めることが出来るでしょう。

その際、高木先生と粂谷先生が、各班にアドバイスをしており、それによって、研究の方向性が少しずつ見えてきていました。

*どのような研究になるのか、とても楽しみにしています。