校長室便り

【高2】天明小での模擬授業

3月6日(月)昼休み、課題研究のため佐野市立天明小学校で模擬授業を行った研究班が報告に来てくれました。

(左から)亀田侍ヱ郁さん、小林優花さん、中塚諒さん(ともに2年2組)

卒業式の花がまだ咲いています。インタビュー番組っぽくていいですね。

 

課題研究のタイトルは「ジグソー法をやってみよう」です。

ジグソー法は、協同学習を促すために考え出された手法です。ジグソーパズルを解くように、課題全体の一部をグループの一人ずつが分担して受け持ち、他のグループに説明したり、他のグループの説明を聞いたりしたことをもとのグループに持ち帰り、課題全体を深めることを目的としています。

 

模擬授業は2月22日(水)の6,7限目を使って、天明小学校3年2組で授業をさせていただきました。

今日の学習のテーマは、みんなで遊びをするときに一番いい遊びを考えよう、というものでした。

子供たちに人気のある遊びを事前にリサーチし、おにごっこ、ドッジボール、だるまさんが転んだ、などについて、グループで、それぞれの遊びの良いところと良くないところを考え、付箋でどんどん貼っていきます。

次に、グループ内で、それぞれが担当する遊びを決め、首にプレートをかけてもらいます。例えば、「おにごっご」を担当する子は、他のグループに行って、自分たちで考えた「おにごっこ」の良いところと良くないところをプレゼンしてきます。このようなことを遊びごとに繰り返し、自分たちの考えをシェアするとともに、他の班の考えも知ることになります。その上で、改めて、どの遊びがいいか、もう一度、最初のグループ内で話し合いをしました。

以下の写真は、実際にやっている様子です。

 

 

この課題研究班のリサーチクエスチョンや仮説は、おそらく、「ジグソー法が小学生の探究的な学びを深めることに効果的である」ことを確かめることではないかと思います。

授業後に行われた子供たちの感想によると、まず、とても楽しかったこと、いろいろな考え方があることがわかったことなど、非常に高評価だったそうです。どの遊びが一番いいか、の結論としては、1つに決めることをせず、評価の高かった順番に遊ぼう、というようなことになったそうです。

模擬授業というフィールドワークができたことは、課題研究班の高校生はもちろんですが、このクラスの小学生(3年生)にとっても素晴らしく魅力的な体験だったと思います。

素敵な報告をありがとうございました!