校長室便り

【高2】「生物」の授業見学(清水先生)

6月7日(火)3限目、高校2年4組の「生物」の授業(清水先生)を見学しました。
ユキノシタの葉を使った原形質分離の観察」でした。なお、この授業には、栃木県総合教育センターの指導主事3名と本校の先生方も見学していました。

授業は、実験に入る前に、チームスを使って、これまでのおさらいをしています。

細胞膜や細胞壁の性質や等張液の濃度などについて、各自、自由に書き込んでいます。

書き込まれたものは、瞬時にモニター画面に表示されます。それらをもとに、今日の実験に必要な知識を整理しています。

そして、いよいよ「ユキノシタ」の葉を使った実験に入りました。まずは、ユキノシタの実物を示しています。

実験のために、班ごとに器具等が用意されていました。

ここから、ユキノシタの葉の表皮細胞で起こった「原形質分離」を顕微鏡で観察します。


蒸留水、10%スクロース溶液、20%スクロース溶液に入った葉の表皮を取り出し、カバーガラスをかけてプレパラートを作成します。顕微鏡で、赤い色素(アントシアン)の入った表皮細胞を探し、原形質分離が起こっているかを観察します。

これは、プレパラート中の20%スクロース溶液を蒸留水に置き換える、という高等テクニックを行っているところです。濾紙で、もともと入っていたスクロース溶液を吸い出し、反対側に垂らした蒸留水を引き込んでいます。

大勢のギャラリーに囲まれながらも、生徒たちはマイペースで実験に取り組んでいました。原形質分離は、どの班も確認できたようです。