校長室便り

【卒業生】「おてつたび」で地域創生

7月1日(金)、日本テレビの「ZIP」(7:27頃から)で、本校の卒業生「大芦さくら」さん(大学3年生)が登場しました。今、大学生などの間で大人気となっている「おてつたび」の体験インタビューが放送されました。

(日本テレビ「ZIP」のテレビ画面より)

 

番組は「日経トレンディ」編集長が、2022年の下半期の流行予想の特集で、旅部門で「おてつたび」が取り上げられていました。「おてつたび」は、お手伝い(仕事)と旅を掛け合わせた造語です。

「人手不足で困っている農家や旅館などの事業者」と「知らない地域へ行ってみたいという若者」をマッチングする「地域創生のビジネスモデル」でもあります。

大芦さんは、長野県のフルーツ農園で、短期の「おてつだい」(仕事)をしていました。「おてつだい」といっても仕事ですので、しっかりアルバイト代をもらうことができます。

(「おてつたび」の仲間からも、HPで紹介する許諾を得ています。)

 

大芦さんは、「おてつたび」の常連のようです。これまでに、さくらんぼ農家の収穫のおてつたび古民家の改築のおてつたび畑作業のおてつたび、などに参加しています。人気のある「おてつたび」は3~5倍の倍率になるそうです。

(大芦さん提供の写真です)

 

大芦さんは、大学生という立場を最大限に活用し、いろいろなことにチャレンジしています。

今年の1月から4月にかけて、島根県の隠岐諸島にある海士町(あまちょう)の町役場でインターン(職場体験)をしていました。海士町は、隠岐島前高校で実践されている教育モデルを基に、ブータンでの教育改革に協力するプロジェクト(海士ブータンプロジェクト)を進めており、大芦さんは、海士町とブータンをつなぐ仕事をしていました。

(左から2番目が大芦さん)

大芦さんは、将来、LGBTQなど、少数者の権利を守ることに寄り添った仕事をしたいという思いがあり、「ダイバーシティ&インクルージョン」に関わる仕事もしています。(ダイバーシティ&インクルージョンとは、性別、年齢、障がい、国籍などの外面の属性や、ライフスタイル、職歴、価値観などの内面の属性にかかわらず、それぞれの個を尊重し、認め合い、良いところを活かすこと、とされています。)

 (右上の司会者が大芦さん)

大学生ということを最大限に活用して、さまざまなことにチャレンジしている姿には、圧倒されるものがありました。これも、SGH校であった本校で学んだことが基盤になっているそうです。

 

なお、大芦さんは、8月18日(木)に本校で開催される「大学説明会」~卒業生との交流会に、参加してくれることになっています。具体的なお話を聞きたい人は、是非、参加してみてください。生徒の皆さんへの案内は、もう少し先になるかもしれません。