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【中1】伝統文化人に聞く

9月7日(火)5限~7限、地元佐野市で伝統文化に携わっている講師をお招きし、「伝統文化人に聞く」を開催しました。本来は、生徒がそれぞれの仕事場を訪問して、お話を伺いますが、緊急事態宣言下であるため、感染防止対策を徹底させた上で、来校していただきました。

若林鋳造所(天明鋳物) 若林秀真様

講師は以下の3名にお願いしました。
吉貞(人形店) 吉田哲也様
若林鋳造所(天明鋳物) 若林秀真様
第一酒造(酒造) 島田嘉紀様


吉貞(人形店) 吉田哲也様


若林鋳造所(天明鋳物) 若林秀真様


第一酒造(酒造) 島田嘉紀様

生徒はメモをとりながら熱心に聞いています。




最後は、質問コーナーがありました。


<生徒の感想より>
吉貞人形店 吉田哲也様
「佐野は昔は『人形の町』と言われており、30社くらい人形店があったが、今は4社になってしまったとお聞きし、驚きました。伝統文化を受け継ぐ人達が減っていることを感じました。日本の伝統文化を次世代に受け継いでいくためには、やはりみんなが伝統文化について知ることが大切だと思いました。」
「節句をユネスコ文化遺産に登録しようとしていることを知りました。また、ひな人形は赤ちゃんがさわることで人形が身代わりとなり、それを
箱にしまうことで、1年分の災難をしまう、という意味が込められていることをしりました。」

若林鋳造所(天明鋳物) 若林秀真様
「今まで、鋳物というのが何なのか知りませんでした。今回の学習で鋳物とは何か、鋳物の素晴らしさを知ることができました。何より驚いたのは、佐野市の鋳物師達が全国の代表的な鐘などの製作に関わっていたということです。織田信長や豊臣秀吉にも気に入られたと知り、鋳物は佐野が誇れる素晴らしい伝統文化だとわかりました。」

第一酒造(酒造) 島田嘉紀様
「日本酒には地域性と季節があり、水や季節によって、味が変わってくることを知りました。また、お酒の材料であるお米は、毎年できが違うため、全く同じ酒は造れない。酒作りは毎年1年生、という言葉が印象に残りました。伝統文化といっても、絶えず進化しており、さらにおいしいお酒を作ることによって、伝統が守られていることがわかりました。」