校長室便り

【中学】全国中学生英語ディベート大会 4位入賞(修正版)

9月5日(日)9時~17時にかけて、「第11回全国中学生英語ディベート大会」が行われました。昨年度からオンラインでの開催となり、今年度は全国から30校が参加し、熱戦が繰り広げられました。本校からは、SGクラブの「中学英語ディベート」チーム6名が参加し、3勝1分で見事4位に入賞する大快挙を成し遂げました。

(*昨日は、全国3位とお知らせしましたが、本日、事務局から、集計のミスがあったため、総合順位が変更になったという連絡がありました。正しくは4位入賞ということですので修正します。なお、参考までに、実際の点数を、この記事の最後に付記しましたので、ご確認ください。)

左から、山﨑君、兵藤君、小林さん、吉田さん、小貫さん、戸室さん(全員、中3です)


これまでは名古屋で開催されていたため、参加できない学校も多かったのですが、昨年度よりオンラインによる試合となったため、中学校から英語ディベートに取り組んでいる全国の強豪校がこぞって参加しており、大会のレベルは格段に上がりました

試合は、本校のパソコン室でヘッドセットをつけて行いました。

今回の論題は、日本は中学校と高等学校の部活動制度を廃止すべきである。是か非か」(Japanese junior high, and high schools should withdraw from school club activities.) です。

試合は、各校とも4回行われ、そこで獲得した得点で順位が決まり、予選1位と2位の学校で決勝戦が行われます。本校の対戦校と勝敗は以下の通りです。なお、各試合は6人のうち4人で出場しており、試合ごとに出場メンバーは変わっています。

1試合目:広尾学園中学校 →引き分け
2試合目:三重大学附属中学校&岐阜聖徳学園大学附属中学校混合チーム →勝利
3試合目:広島学院中学校 →勝利
4試合目:ぐんま国際アカデミー中等部 →勝利

ジャッジから4試合目の勝利が伝えられると、うれし泣きでした。




その後、予選1位と2位の学校が発表され、さいたま市立浦和中学校と神戸大学附属中等教育学校との間で決勝戦が行われ、ジャッジから、さいたま浦和中学校の優勝が伝えられました。

最後に、表彰式が行われました。この時点では、もう今日の大会は終わったね感が漂っており、附属中の順位は週明けにわかるかな、頑張ったからこれまでの最高の6位入賞くらいになれるんじゃないかな(栗原先生談)、という雰囲気の中で審査結果の発表を聞いていました。

ところが、最後に「大どんでん返し」がまっていました。


1位と2位の表彰が終わり、3位の表彰状がスクロールされてきました。


そこには、間違いなく Sano の文字が見えました。






今回のメンバーは、1学期中に栗原先生からの募集に応えて名乗りを上げた6名です。自分たちからやってみたいと立ち上がった6名です。それぞれの部活動が終わってから本格的な練習が始まり、夏休み中の平日は毎日登校して、練習を続けてきました。「よく頑張った!」と栗原先生も感激していました。

6名のメンバーの感想>です。(4試合目が終わった時点で聞きました)

戸室葵さん「初めてのディベートの試合でしたが、第3試合と第4試合に出場し、勝つことが出来て良かったです。」

吉田華菜さん「みんながそれぞれ役割を持って支え合って勝つことが出来ました。うれしさをみんなで分かち合うことが出来ました。」

小貫椰生さん「6人で1か月前から本格的に練習しました。短い時間でしたが、この6人でやれて本当によかったです。不安でしたがみんなに支えてもらったので、本番では緊張せずに自分の力を出すことが出来ました。」

小林美葵さん
「嬉しいです。特に、4試合目で対戦した学校は、日本語ディベートでも対戦し、勝つことが出来ませんでしたが、今回、勝てたことはとても嬉しいです。」

山﨑厘太朗君
「ディベートはCTPでやったくらいで本格的にやったのは初めてでした。約1か月間、みっちりやってみて、自分の英語力が上がったことがはっきりわかりました。やってよかったです。」

兵藤崇人君
「全国の人たちと戦うことが出来て楽しかったです。やっていて、心が通じ合える感じがしました。オンラインでなく、会って仲良くなりたかったです。」


3位入賞が決まった感想

「今回は、全国のレベルの高さを感じていましたが、それに食い込んで3位というのは大きな自信になりました。」

「全国3位となりましたが、やはり、一番は、ディベートそのものを楽しめたことです。自分がアタックし、相手がディフェンス、お互いに論をぶつけ合い、よりよいディベートになっていくことが感じられた時、ディベートって楽しいなと感じました。」

「全国で3位という結果には、嬉しさと驚き、感動そして涙、いろいろでした。このような体験ができたことを栗原先生とみんな、家族にも感謝しています。」

「日本語ディベートと英語ディベートの論題が同じだったので、日本語ディベートの仲間たちからもいろいろなアイディアをたくさんもらえたのも大きかったです。ありがとうございました。」

「栗原先生には、夏休み中にも関わらず、毎日、熱心に教えていただき、ありがとうございました。」

*昨日は旭城祭だったにもかかわらず、朝早くから、夕方までよく頑張りました。これまで、人知れず集中して取り組んでいたことが、成果として表れたことは、本当に素晴らしいと思います。参加した強豪30校の中で、これだけの結果が残せたのは、皆さんが本当に力を付けてきた証だと思います。
佐附中の歴史の中で、また一つ大きな金字塔が打ち立てられました。お疲れさまでした。

<付記>
総合順位の変更は、本部での集計表読み取りの際の人為的なミスということで、事務局からは、多大なご迷惑をおかけし、申し訳ありません、というお話がありました。
実際の集計表は以下の通りです。

(30校中、上位10校の成績)
これを見る限り、渋谷教育学園渋谷中学校が、本校より僅か0.02点上回っていますので、確かに順位は、湘南白百合学園中学校と同率の4位ということになります。
このため、入賞を4位までにすることとし、本校は4位入賞ということで確定しました。

しかし、4位といっても、1位から4位までの粗点は、ほぼ1点差以内と極めて僅差であり、6位以下は100点以上差があることを考えると、今回の大会では、本校はほぼトップランクの成績であったと総括することができると思います。たとえ4位となっても、堂々たる結果であることは変わりありません。(同窓会から、校庭に横断幕を掲示してくれることになりました。)以上、補足させていただきました。