活動の記録

【高校】日本両棲類研究所フィールドワーク

 6月26日(土)に、科学部の生徒と有志の生徒の総勢30名で「日本両棲類研究所」へフィールドワークに行ってきました。ここは、今年度の5月14日(金)に行われた本校の「創立記念講演会」の講師をしていただいた篠崎尚史(しのざき なおし)先生が所長をお勤めになっているところです。


 篠崎先生は私たちを温かく迎えてくださり、講話をしていただきました。今回は「地球環境における胎盤の意義~進化と系統発生~」といったタイトルでお話しをいただきました。まずは、日本両棲類研究所の成り立ちと地球の歴史について学びました。この研究所は、篠崎尚史先生の父が設立し、その意思を引き継いで現在も続けているそうです。そして進化の過程で唯一、全臓器、器官が再生する両生類の不思議に惹かれ、現在も研究を続けています。


 前半の話が終了したところで、生徒たちは研究所の見学が始まりました。全国のサンショウウオやイモリなど、多種多様な両生類がいて、生徒たちは目を輝かせて見学していました。


また、2階ではヘビにも触れあう機会があり、生徒たちは写真をとって楽しんでいました。本来は後半の話も篠崎先生は用意していただいたのですが、生徒の見学時間が思ったより長くなり、残念ながら後半のお話をお聞きすることができませんでした。しかし、今日の講話と見学を通して、より生き物に興味を持った生徒がいたに違いありません。いつの日かこの中から最先端の研究を行う研究者が生まれる良いきっかけになってくれればと思います。