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活動の記録
【高校】「JENESYSマレーシアオンライン学習プログラム」に参加
令和4(2022)年3月18日(金)に本校のPC室にて、高校1年生総合的な探究の時間の英語班の希望者7名が一般財団法人日本国際協力センターによる対日理解促進交流プログラムに参加しました。
講師にJICA(国際協力機構)人事部健康管理室副室長の田中理氏を迎え、「国際社会で活躍する自分になるために」という講演タイトルで、お話をお聞きすることができました。
国際社会で働きたいと思っている生徒たちに大いに刺激となるものでした。
次に生徒たちの感想を掲載します。
1年 青木藍花さん
一番印象に残ったのは「生きた証を残そう」という言葉です。田中さんが自分が何になろうか悩んでいた時に考えたそうです。自分も将来自何になろうか、悩んでいた矢先にこの言葉を聞いて、とても考えさせられました。考えた結果、生きた証というのは、人に何か貢献してあげることで残すことができるのではないかと考えました。人によって証は違うと思いますが、私の場合、周りの人にとても恵まれた環境にいるので、その分人のためになることをしよう、それが証になる。と思ったのです。今回の講話のおかげで将来の視野を広げることができました。貴重な体験をありがとうございました。
1年 岡村初奈さん
パレスチナ問題の始まりが正義と正義のぶつかり合いということを初めて知りました。しかし、これを聞いたことによって、納得してしまう自分もいました。ウクライナ情勢を見ても、話し合いをしてもお互いが理解していないようにも思えるし、その理解がないから、解決の方向へと向かっていないのだと思いました。
また、パレスチナ問題が風化しているようにも思いました。正直私は、パレスチナ問題について簡単な内容は知っているが、いつから、どういったことが原因で起こったのかということはよく知りませんでした。私以外にもよく知らない人がいるのではないでしょうか。それはもちろんパレスチナ問題だけではなく、それ以外にも大きな戦争や、紛争、小さな戦争、紛争、そして日本で考えると、東日本大震災などがあると思います。当時私たちは、幼稚園生。つまり、あまり記憶にない人が多いと思います。そのような人を作らないためにも、田中氏が行ったような講話を行うことや、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)のような機関が支援を行うことの意義があると思います。
私は、今回の講話を通して、このことを周りの人に伝えることの大切さや、自分から行動することの大切さがわかりました。今回のことを私の今後の生活に生かしていきたいと思いました。
1年 船渡川優羽さん
このプログラムに参加する以前はただテレビで報道されて紛争が起こっている国があるのだなという認識があるだけで、詳しく知る機会がなかった。しかし参加後、紛争地域について知るだけでなくそれらを援助する国際機関の役割や私たちに必要とされる力を取り入れることができた。講義の中で紛争または戦争はそれぞれの国家同士の正義と正義の衝突であると考えられていた。講義の中ではパレスチナ難民の話であったが、彼らはその国に留まるか他国へ行くかの二択であるという。しかしどちらにせよ貧困で困難な生活が存在するには変わりがないとのことだ。他国へ行った難民たちは自分の身が危ないと危険を感じて逃げることを決心した人を指す。そのような人々はたとえ他国へ行ったとしても、かつての母国の家の鍵が自分たちの意志を証明するものとなっているそうだ。母国を思う気持ちには特別なものがあるのだと思う。
また、講師の方の経験を聞き、あたりまえと思っていることが実は私たちはできておらず、積み重なって紛争問題や貧困問題などが存在していると感じた。講師の方は「自分の生きた証を残そう」を目標に掲げたという。国連職員や北欧を訪れた経験からキャリア形成にあたって5つの大切な点を話された。一つは、学んで行動すること。二つ目は何事も最後までやり抜くこと。三つ目は異なる視点から物事を見つめること。四つ目は人と話し、よく聞くこと。五つ目は思いやれる人格を持つこと。これらは国際社会で活躍するためだけでなく世界中どの人々も心掛けるべきものであると感じた。世界を拠点に生きることは自分を広げるきっかけの一つであり、国際貢献の一つでもある。今、高校生の私たちは無力であるかもしれないが、多様性の中での正義を見出し表現し、世界で起こる様々な問題に耳を傾けることが将来につながる世界平和にむけての貢献なのではないかと思った。
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