活動の記録

【中高】日本両棲類研究所FW

 6月18日(土)に、日光市にある「日本両棲類研究所」にフィールドワークに行きました。参加者は、本校科学部と有志のメンバー(生徒18名+引率3名)です。所長の篠崎尚史様とスタッフの方が、温かく迎えてくださいました。

 

~篠崎尚史所長による講話①~

 

 「日本両棲類研究所の活動について~自然保護と再生医療~」
篠崎所長がスライドを用いて丁寧に説明してくださいました。研究所の設立までの歴史や、研究内容について(両棲類の力を使ってどのように人間の治療に役立てることができるか)詳しく話していただきました。話の中でアクアポリンの話が出てきました。これは実は最近の生物の授業で習った内容であり、生徒は興味深そうに話を聞いていました。また、再生医療で脳の再生に成功した事例を紹介していただきました。医学部を目指す生徒もいるので、将来この研究を引き継ぐ人がこの中から出てくることを期待します。

~館内見学~

 

 館内の見学を行いました。様々な両棲類がここに住んでいます。生徒は写真を撮ったりしながら楽しんでいました。

~昼休み~

 

 

 2階のカフェでヘビと戯れる体験ができました。昨年来た生徒は、ヘビの成長を感じ取っていたようでした。
 その後昼食をとり、自由時間になりました。今年度も昨年度と同様に、売店やガチャガチャが大盛況でした。
 また、近くに中禅寺湖があるので、下まで降りて写真を撮る人もいました(※通常は外出後の再入場は不可です)。

 

~篠崎尚史所長による講話②~

 

 「研究する人生について」
 篠崎所長が自身の人生の歴史について語っていただきました。意外なことに、海外でミュージカル・キャストとして活躍していたときもあるそうです。また、大学の副学長やWHOの議長も務めるなど、様々なことを経験されたそうです。さらに、研究の手法についてもご講義いただきました。本当かどうかを確認できないことは信じるべきではないということも教えていただきました。

そして佐野高校生に望むこととして、「1つのものを、異なった角度から見られる人に・科学の力で、分析力、解析力のある人生を」というお言葉をいただき、最後に「できた時の自分しかイメージするな!」という力強いお言葉で締めていただきました。
 その後、積極的に質問をする生徒も見受けられました。生徒にとって、今回のフィールドワークは大変貴重な体験となりました。篠崎尚史所長、大変ありがとうございました!