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【中1】クエストカップ出場チーム壮行会
2月14日(火)5校時、総合的な学習の時間で取り組んできた「ソーシャルチェンジ」で、1学年代表として全国大会に出場することが決まった2チームのプレゼンテーションおよび壮行会が行われました。
代表となったのは、2チームです。
2組「チームさのまる」テーマは「道を利用する人を助けるために」
メンバーは安塚千咲さん、嶋村燦希さん、諸戸翔空さんです。「チームさのまる」の3人は、佐野市をきれいにするために、植え込みへのポイ捨て防止策として、「植え込みアート」を考えました。小中学生が道などの植え込みをきれいに整えることで、ポイ捨てがしにくくなると同時に、環境にも良い取組です。3人は実際に、本校の中庭にある植え込みを刈ることで、この方法が実現可能かどうかを確かめました。
「割れ窓理論」をご存じでしょうか。ある場所にひとつ空き缶が捨ててあると、いつの間にかそこには空き缶の山となるように、汚いところを放置すると、ますます汚くなってしまいます。このことから、ごみが捨てられやすい植え込みに着目し整えることで、人々がごみを捨てられなくなる環境づくりを目指そうというものです。
「ポイ捨て禁止」ではなく「街をきれいに」という、ポジティブな呼びかけが広まると、お互い気持ち良く過ごしていけそうですね。
次に、3組から、「エクスカリバー」テーマは「危険を察知するマシーン 横断歩道でのSACCH」
メンバーは、熊倉莉乃さん、秋野智可さん、岡星愛音さんです。「エクスカリバー」の3人は、日常の中に潜む、道路での「ヒヤリハット(危険一歩手前の体験)」を防ぐにはどうすればよいかと考え、1枚のカードにGPS、バイブレーション、音声、公共機関との連動、振動感知機能記録を搭載したアプリ・カード「SACCH(サッチ)」を考案しました。このSACCHの面白いところは、危険な目に遭った回数を1年間記録したり、緊急時にボタンひとつで通報できたりする機能を搭載しています。
また、カードは1枚900円(高校生以上)で、小中学生には1人1つ学校から支給されます。アプリは無料です。利用者にはポイントが付与されるなど、現代の電子マネーやポイントカードの長所をうまく取り入れつつ、人々の安全につながるところが素晴らしいと思いました。
次に、シンカ委員長の高木幹太さんから、代表2チームの発表を見ての感想と、激励の言葉が送られました。
2チームそれぞれのアイデアについて、まるで先生かと思うような的を得たコメントと温かい励ましをもらい、6名は23日(木・祝)の本番を迎えます。
最後に、学年主任の高野先生からは、9月から始まったこの「ソーシャルチェンジ」において、身の回りの「困っている人」に目を向け、仲間と協働して取り組んだ探求活動を通して学んだことを、5年後、10年後に生かしてほしい、との話がありました。
15期生のみんな、世の中をより良くするために自分たちに何ができるか、これからもすてきなアイデアを生み出していきましょう。
特にありません。