部活動日誌

茶華道部 冬の活動報告

三寒四温を肌で感じる今日この頃です。

みなさまお変わりありませんか。

 

四季を慈しみ、伝統に思いを馳せながら逸品に舌鼓を打つ。

そんな茶華道部からの便りが届きました。

 

令和5年12月10日に、佐野市文化推進課の主催により、田村耕一美術館において、佐野市内の高校茶道部がお茶会に招待されました。本校では、茶道部1,2年生5名が参加し、本格的なお茶会を経験してきました。蹲踞(つくばい)で手と口を清め、躙り口(にじりぐち)から茶席に入りました。慣れないことに緊張しましたが、お稽古の成果を精一杯出すことができました。また、美術館の庭園は素晴らしく、時間を忘れて見入ってしまいました。美術館内の作品を鑑賞し、豊かな一日を過ごしてきました!

 

こちらは蹲踞(つくばい)

客人が茶室に入る前に手と口を清めるための場所です。基本的な作法は神社にある手水舎と同じだとか。

手を清める際に“つくばう(しゃがむ)”ことに由来しているそうです。

 

この扉は躙り口(にじりぐち)

茶室への入り口で、高名な茶人・千利休が考案したといわれています。

「躙り口から一歩茶室に踏み込めば、身分に関係なく皆が平等である」という思いの下に作られたそうです。

 

和室ではお馴染みの床(とこ)

この空間には掛物や花入れなどを飾り、客人をもてなす場の1つとして用いられています。

“床の間”と呼ばれることも多い空間です。

 

 

色彩豊かなお菓子とともにお茶を堪能しました。

 

古来の伝統が色濃く残る茶室の外には、美しい庭園が広がっていました。

 

 皆さまも、日々忙しない時の流れから少し離れ、和の空気を味わうひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。