栃高トピックス

栃木高校創立128周年記念式典・講演会

 11月20日(水)、栃木高校創立128周年記念式典および講演会を開催しました。本校が創立して128年を迎えられたのも、同窓会やPTAの方々、地域の皆様の日頃からの温かいご支援があってのことと、深く感謝申し上げます。

 

 今回ご講演いただいた吉川真氏は、栃木県栃木市ご出身で、本校を卒業後、東京大学に進学され、現在はJAXA宇宙科学研究所の准教授としてご活躍されています。「はやぶさ」プロジェクトでは軌道決定を担当されるとともに、プロジェクトマネージャーも兼任され、「はやぶさ2」プロジェクトではミッションマネージャーを務められました。その功績が高く評価され、科学誌『Nature』が選ぶ2018年の「10人」にも選出されています。

 ご講演では『未知・未踏への挑戦:小惑星探査にかけた夢』の題で、宇宙の壮大さや、現在どれほど宇宙について解明されているのかついて非常に興味深いお話を伺いました。また、宇宙探査の意義や、「はやぶさ」プロジェクトで直面した数々のトラブル、そしてそれをいかに乗り越えたのかというエピソードなど、非常に貴重なお話もお聞きすることができました。

 今回の講演を通じて、生徒たちは「世界初の挑戦に取り組むことの素晴らしさと難しさ」や「新しいことに果敢に挑戦することの大切さ」を学ぶ貴重な機会となったと思います。