真岡木綿
糸染め

糸を染めていく工程です。
真岡木綿(もおかもめん)は基本的に草木染めで自然の材料が使われます。
染色→媒染(ばいせん)→染色という流れです。

染色に使用する材料を決めます。
玉ねぎ・マリーゴールド・かんぴょうやピーナッツも使われます。
ここでは「茜」を使用します。

タンクに水と茜を入れ煮沸騰させ(20~30分)染液を抽出させます。
(物によっては前日より抽出する物もあります)

抽出した液に糸を入れます。

約30分沸騰させながら「くる」(*1)を繰り返し糸を染めていき、染色終了(1回目)です。

色を変化させたり、色を染着させる為に媒染をします。
媒染にはみょうばん・銅・おはぐろがあります。

媒染液の中につけ、約30分くるを繰り返します。

媒染後、媒染液を洗い流します。

再び染液につけ煮沸騰させ、くるを約30分繰り返します。

染色終了(2回目)です。よく乾かし糸染め終了です。

媒染によって仕上がりが異なります。
〔みょうばん(左)・銅(中)・おはぐろ(右)〕

用語解説
(*1)「くる」
糸をまわす、反す(かえす)ことです。


糸染め(85.3MB)