学校評価アンケートの結果と分析 (「白楊高PTAだより38号」)
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昨年度に続き、平成21年度も本校では、生徒、保護者、職員を対象に学校評価を実施しました。その集計結果と分析を報告いたします。
このアンケートの実施に際しましては、多くの保護者の皆様からご回答をいただき、また自由記述欄においても率直な御意見やあたたかい感謝の言葉などが多数よせられましたことを、心より感謝申し上げます。ご協力ありがとうございました。本校ではこれらのことを真摯に受け止め、今後の指導に役立てたいと思います。
また、アンケートの結果についてはグラフでお示しし、分析のコメントを加えました。是非ご覧いただき、本校の発展のため今後とも御支援の程よろしくお願い致します。
① 生徒
「そう思う」「ある程度そう思う」の合計では、「校則や社会のルールを理解して行動している」「校内で来賓の方や先生に挨拶ができる」86%、「学校行事は充実している」88%、「毎日の学校生活を明るく楽しく送っている」88%、「本校に入学できて良かったと思っている」89%と高い数値を示しており、学校生活を明るく有意義に送っていると言える。また昨年度と比較して「毎日に授業にしっかりと取り組んでいる」「分かりやすい授業を行っている」「授業の進度は適切である」については、それぞれ9%、7%、4%の増加、「将来の進路や職業の選択について適切な指導を行っている」については4%増加した。この4つの項目は全て年4年前から4年間続けて増加している。これらの要素が重なり合い、相乗的に良い結果が表れていると思われる。一方「家庭学習に計画的に取り組んでいる」に関しては36%と昨年より7%増加しているが、まだこれまでと同様低い結果であり、今後家庭学習の定着に向けた指導が必要であり、保護者の皆様やご家庭の理解と協力もお願いしたい。
自由記入欄には、「入学してよかった」「校則が厳しい」「学校行事を増やしてほしい」などが目立ったが、容儀指導に関して「厳しすぎる」との意見に対し「甘い」との意見もあった。
② 保護者
「そう思う」「ある程度そう思う」の合計では、「教育目標や教育方針は適切である」96%、「各学科が特色ある教育活動に取り組んでいる」98%、「充実した学校生活を送っている」94%と非常に高い数値が出ており、その結果「白楊高校に入学してよかったと思う」97%と多くの保護者からの高評価につながったと言える。また、「学校行事は充実している」98%、部活動が活発に行われている」95%も充実した学校生活を送る上での一要素となっていると思われる。一方「家庭学習時間は十分である」26%については生徒同様低い数値を示しており、今後の課題である。
自由記入欄には、「入学させて良かった」「女子トイレの清掃が行き届いていない」などの意見や「資格取得にもっと力を入れてほしい」「容儀が悪い」など、更なる努力を求める声も挙げられていた。容儀指導に関して「厳しすぎる」との意見に対し「甘い」との意見も多数あった。
③ 教職員
「そう思う」「ある程度そう思う」の合計では、「生徒は充実した学校生活を送っている」97%、「魅力ある専門教育を行っている」99%、「資格取得の推進に積極的に取り組んでいる」96%、「学校行事が活発である」100%、「部活動は活発である」96%、「生徒の健康管理に積極的に取り組んでいる」96%が高い数値を示している。特に「頭髪や服装等の容儀指導に取り組んでいる」については、昨年度に比べ15%増加しており、これまでの学校評価の分析結果が反省として生かされたものと思われる。一方「学習指導の充実や授業の改善に組織的に取り組んでいる」については「そう思う」「ある程度そう思う」の合計が77%と昨年度より7%減少した低い数値が出ており、今後の改善と更なる努力が必要である。
④ 今後に向けて
多くの生徒、保護者が本校に入学したことに対して満足しており、楽しい学校生活を送っていることが伺える。しかし、感じ方の違いもあり、教職員が「学習指導を充実させるために指導方法や指導内容を工夫している」89%なのに対して「分かりやすい授業を行っている」と感じている生徒は73%と低い数値になってしまった。この傾向は昨年と同様であり、意識の差を埋めるための更なる努力と工夫が必要である。また生徒、保護者ともに家庭学習が不足していると感じている。これも昨年度と同様の傾向であるため、ご家庭と協力して改善していきたい。
最後に、多くの項目で昨年度に比べて良い結果が出ていた。これは昨年度の結果を踏まえ、改善に向けて努力をした成果であると考えられる。今後も本校の更なる発展のために、忌憚の無い御意見をいただきたい。