商業の目標
学習指導要領には、こうあります。

 商業の各分野に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させ、ビジネスの意義や役割について理解させるとともに,ビジネスの諸活動を主体的、合理的に、かつ倫理観を持って行い,経済社会の発展を図る創造的な能力と実践的な態度を育てる。

商業に関する科目
 「ビジネス基礎( 会議・研修)」及び「課題研究」を原則としてすべての生徒に履修させることとしています。 商業に関する科目は17科目あります。  
※(会議・研修)は、詳細(科目の目標と内容)のページにリンクしています。
 流通ビジネスに関する科目(詳細 会議・研修)
 進展する経済のソフト化・サービス化、高度情報通信ネットワーク化、グローバル化に対応するため、企業その他の組織における商品についての流通活動に関する基礎的な知識と技術について学習します。
 商品と流通・商業技術・マーケティング
 国際経済に関する科目(詳細 会議・研修)
 グローバル社会を生き抜くための語学力と経済・経営・法規などに関する基礎的な知識と技術を学習します。
 英語実務・経済活動と法・国際ビジネス
 簿記会計に関する科目(詳細 会議・研修)
 会計の国際化やコンピュータ化に対応するため、ビジネスの諸活動を計数的に表現する簿記会計に関する基礎的な知識と技術を理解するとともに、会計の国際化に代表される会計制度の変更や会計のコンピュータ化の現状について学習します。
 簿記(会議・研修)・会計・原価計算・会計実務
 経営情報に関する科目(詳細 会議・研修)
 ITや高度情報通信ネットワーク化の進展における、ビジネスの電子化に対応するため、ビジネスにおける情報を適切に収集・処理し、管理する手法について理解するとともにビジネス情報を分析・発信するなどコンピュータの活用について学習します。
 情報処理(会議・研修)・ビジネス情報・文書デザイン・プログラミング
 総合学習に関する科目(詳細 会議・研修)
 商業に関する各科目で学んだ知識や技術を生かして、次のような科目を学びます。
 総合実践・・・・・・教室内に銀行や会社などを設けて企業活動を模擬的に学習します。
 課題研究・・・・・・自主的に課題を設定し、システム開発会社での実践や商品開発、 商店のホームページ作成など、創造的活動を通じて専門性を深めます。
科目の目標と内容1
科目の目標と内容2

流通ビジネスに関する科目

 商品と流通
(目標)
 商品と流通に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させ,ビジネスの創造の意義や役割について理解させるとともに,商品開発や流通の諸活動に主体的に対応する能力と態度を育てる。
(内容)
(1) 産業経済の発展と消費生活
(2) 商品
(3) 商品の多様化
(4) 流通の仕組みとその担い手
(5) 流通を支える関連活動
(6) ビジネスの創造
 商業技術
(目標)
 珠算・暗算,商業文書,商業デザインの基礎的な知識と技術を習得させ,商業技術の意義や役割について理解させるとともに,ビジネスの諸活動に活用する能力と態度を育てる。
(内容)
(1) 珠算・暗算
(2) 商業文書
(3) 商業デザイン
 マーケティング
(目標)
 マーケティングに関する知識と技術を習得させ,マーケティングの意義や役割について理解させるとともに,マーケティング活動を計画的,合理的に行う能力と態度を育てる。
(内容)
(1) 現代市場とマーケティング
(2) 市場調査
(3) 商品計画と販売価格
(4) 販売促進
(5) 顧客満足の実現
(6) マーケティング実習
科目の目標と内容3

国際経済に関する科目

 英語実務
(目標)
 英語を通してビジネスに関する実務を行うための知識と技術を習得させ,国際理解を深めるとともに,英語をビジネスの諸活動に役立てる能力と態度を育てる。
(内容)
1) 国際化とコミュニケーション
2) 海外での会話
3) ビジネスの会話
4) ビジネスの文書
5) 国際ビジネス情報
 経済活動と法
(目標)
 ビジネスに必要な法規に関する基礎的・基本的な知識を習得させ,経済社会における法の意義や役割について理解させるとともに,経済事象を法律的に考え,判断する能力と態度を育てる。
(内容)
(1) 経済社会と法
(2) 権利・義務と財産権
(3) 財産権と契約
(4) 企業活動に関する法
(5) 社会生活に関する法
(6) 紛争の予防と解決
 国際ビジネス
(目標)
 企業の経営,経済活動に関する基礎的・基本的な知識を習得させ,国際社会の一員としての心構えを身に付けさせるとともに,国際的なビジネスの諸活動に適切に対応する能力と態度を育てる。
(内容)
(1) くらしと企業
(2) 我が国の企業経営
(3) 我が国の経済
(4) 国際経済と企業経営
(5) 国際経済事情
科目の目標と内容4

簿記会計に関する科目

 簿記 詳しくはこちらをご覧下さい(会議・研修)
(目標)
 企業における取引の記録・計算・整理に関する知識と技術を習得させ,簿記の基本的な仕組みについて理解させるとともに,ビジネスの諸活動を計数的に把握する能力と態度を育てる。
(内容)
(1) 簿記の基礎
(2) 取引の記帳
(3) 決算
(4) 帳簿と帳簿組織
 会計
(目標)
 企業会計の役割や制度及び財務諸表の作成に関する知識と技術を習得させ,財務諸表の意味や役割について理解させるとともに,財務諸表から得られる情報を活用する能力と態度を育てる。
(内容)
(1) 会計の基礎
(2) 貸借対照表
(3) 損益計算書
(4) 財務諸表の活用
 原価計算
(目標)
 製造業における原価計算及び簿記に関する基本的な知識と技術を習得させ,原価について理解させるとともに,原価計算から得られる情報を活用する能力と態度を育てる。
(内容)
(1) 原価と原価計算
(2) 原価の費目別計算
(3) 原価の部門別計算と製品別計算
(4) 製品の完成・販売と決算
(5) 原価情報の活用
 会計実務
(目標)
 ビジネスにおける会計の現状について理解させ,実務に対応した会計に関する知識と技術を習得させるとともに,ビジネスの諸活動において合理的に活用する能力と態度を育てる。
(内容)
(1) 企業のグループ化と会計
(2) 国際化と会計
(3) 情報化と会計
(4) 税と会計
科目の目標と内容5

経営情報に関する科目

 情報処理 詳しくはこちらをご覧下さい(会議・研修)
(目標)
 情報処理機器の活用に関する知識と技術を習得させ,ビジネスの諸活動に関する情報の意義や役割について理解させるとともに,情報を適切に収集,処理し活用する能力と態度を育てる。
(内容)
(1) ビジネスと情報処理
(2) 表計算ソフトウェア活用の基礎
(3) ビジネス計算と表の作成
(4) データベースソフトウェア活用の基礎
(5) ビジネスと情報通信ネットワーク
(6) 情報モラルとセキュリティ管理
 ビジネス情報
(目標)
 ビジネスに関する情報を適切に管理し,分析し,活用する知識と技術を習得させ,コンピュータを活用することの重要性について理解させるとともに,業務を積極的に合理化,自動化する能力と態度を育てる。/>
(内容)
(1) ビジネスと情報化の推進
(2) 表計算ソフトウェアの活用
(3) データベースソフトウェアの活用
(4) ビジネス情報の分析と活用
(5) ビジネス情報システム開発の基礎
(6) 情報処理機器の導入と管理
 文書デザイン
(目標)
 広報活動に必要な文書に関する知識と技術を習得させ,各種メディアで作成した情報を統合させることの重要性について理解させるとともに,ビジネスの諸活動において情報を効果的に発信する能力と態度を育てる。
(内容)
(1) 広報活動と文書
(2) 図形ソフトウェアの活用
(3) マルチメディアの活用
(4) 情報通信ネットワークの活用
(5) プレゼンテーション
 プログラミング
(目標)
 プログラミングに関する知識と技術を習得させ,コンピュータの効果的な運用方法について理解させるとともに,ビジネスの諸活動に関する情報を合理的に処理し,活用する能力と態度を育てる。
(内容)
(1) コンピュータとプログラミング
(2) プログラミング基礎
(3) プログラミング応用
(4) ソフトウェア
(5) ハードウェア
 
科目の目標と内容6

総合学習に関する科目

 総合実践
(目標)
 商業の各分野に関する知識と技術を実践的活動を通して総合的に習得させ,ビジネスの諸活動を主体的,合理的に行う能力と態度を育てる。
(内容)
(1) 流通ビジネスに関する実践
(2) 国際経済に関する実践
(3) 簿記会計に関する実践
(4) 経営情報に関する実践
 課題研究
(目標)
 商業に関する課題を設定し,その課題の解決を図る学習を通して,専門的な知識と技術の深化,総合化を図るとともに,問題解決の能力や自発的,創造的な学習態度を育てる。
(内容)
(1) 調査,研究,実験
(2) 作品制作
(3) 産業現場等における実習
(4) 職業資格の取得