日誌

シシャモ(新川哲人先生)



 G.W
にステイホームでアルクホールをドリンクしていた時のことです。ツマミに「シシャモ」を食べました。

「シシャモは旨いなぁ」と一人つぶやいて、はっ!!としました…。

スーパーで売っている「シシャモ」は正確には『カラフトシシャモ』。『シシャモ』とは別種です。

 

今日も何気なく大海原を悠々と泳いでいた『カラフトシシャモ』の日常。その平穏な日常は、漁師という悪魔が放つ漁師網という糸の集合体によって一瞬にして奪われたのです。我が子を大量にお腹に抱えながら、網にかかり、干されて、焼かれて食べられて…。挙句の果てに老若男女が言う言葉は「シシャモおいしい」…誰も「カラフトシシャモおいしい」とは言わない。。。
『カラフトシシャモ』として生まれたのに、『カラフトシシャモ』として死んでいくことすらできない……。。。

皆は、自分自身として生きていますか。”自分を生きる”ということは、どういうことか。学校がどうのこうの…コロナがどうのこうの…そんなことは関係ない。

”周りに流されることなく、自分の目標に向かって、自分に必要なことをきちんとこなすこと”です。

 

皿の上の七味マヨネーズの横、『カラフトシシャモ』のパックリ開いた口から、こんな歌詞が聞こえてきました。

【♪良いことばかりじゃないからさ 今すぐ泣きたい時もある 
そんな時にいつも 誰よりも早く 
立ち上がるヒーローに会いたくて
痛いけど走った 苦しいけど走った 報われるかなんて 分からないけど♪】

 

ヒーローは向こうからはやってこない。痛くても苦しくても、走れ!!