日誌

君の名は(新川哲人先生)


 新川先生が新川青年(大学生)だった頃のお話。お金も気力も無く、食事は簡単にできる安い物を食べていました。今日もパスタにしよう…鍋にお湯を張り、パスタを投入。待つこと9分。お湯ごとザルにザバーっとあけ、思う・・・「ザルって便利だなぁ」と。

ん??いや、待て待て待て待て待て!!本当に便利なのはザルか!?違う…『ザル』ってスゲーと思っていたけど、本当にスゲーのは『水』じゃね??水だったのにお湯になり、カチカチだったパスタをアルデンテに仕上げ、ザルに触れたとたんにザバーっと網の目を通ってパスタだけを残し去って行く水、、、スゲー!!!

  私と違って、ザルは水の凄さを分かっていたように思う。ザルの編み目とゆで汁が交差するその瞬間(黄昏時)、ザルとお湯はこう聞き合ったに違いない・・・「君の名は?」

 

  これからの社会を生き抜く生徒たちに身につけてほしい力。それは『物事を客観視する力』と『物事の本質を見極める力』です。コロナ禍の今、政治、経済、社会、学校、自分などを客観視し、今何をすべきなのかを良く考えてください。これからの学校生活、上三川高校を構成する一員として、自分を見つめ直してみて下さい。

 

  パスタの本場、イタリアにはこんな※諺(ことわざ)があるそうです。

『太陽とオリーブ、あと少しの赤ワインがあれば、人生はいつもアルデンテ』

 どういう意味だと思いますか。答えは人それぞれ。その考え方も正解です!

※本当はそんな諺はありません。