日誌

校長室から(髙野校長先生)

校長室から
 
校庭では、ハナミズキやツツジの花が咲き始めました。新緑も日に日に葉を広げています。
一斉臨時休業が始まってから一週間になりました。
生徒の皆さん、どのように過ごしていますか。皆さんのいない学校は大変静かです。風の音や鳥の声がよく聞こえます。

こうした中、本校の教職員たちは、学校が始まったらどんな話をしようか、短くなった授業時間を補うために、どうしたら効果的に教えられるだろうかなどと検討したり、校舎内外の安全点検や清掃をしたりして、再開後に生徒の皆さんを迎える準備をしています。

一年生の皆さんには、入学式の式辞の中で、「艱難汝を玉にす」という言葉を紹介しました。
始業式の時には、全校生の皆さんに、現在の状況下で、一人の高校生として、家族の一員として、上三川高校生として、地域の住民として、自分に何ができるか考えて行動してもらいたいと話しました。また、体力作りを兼ねて安全に気をつけながら外に出て、普段見過ごされがちな地域の自然や歴史に触れるなど、こうした状況でできることをしてはどうかとも話しました。

保護者の皆様、お子さんは今ご家庭でどのようにお過ごしでしょうか。お子さんには、家族の一員としてできることを考えるよう伝えています。既に役割を担っている場合もあるかと思いますが、改めて家事の分担や家業の手伝い、兄弟の世話等、将来の自立に向けてご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。

生徒の皆さん、再開後に元気な姿に会えることを楽しみにしています。密閉、密集、密接の三密を避けながら、皆さん一人一人が、感染源を絶つこと、感染経路を絶つこと、抵抗力を高めることに留意しながら、過ごしてください。

英国のエリザベス女王が先頃のテレビ演説で「将来この困難を振り返ったとき、自分が誇らしくなることを願っている」とおっしゃったそうです。一人一人がそうであればと思います。