日誌

(高橋政美先生)

もしもドラえもんがいたら。

前代未聞の新学期を迎えている。国語の授業も、もう2ケ月近くやっていない。

この登場人物はどんな気持ちだっただろう?現代文の授業でよく聞く問である。
そんなのわかる訳ないじゃん。これもよく聞く答えである。

本当にそうだろうか。文脈からたどり着くべき答えはあるはずだ。
たとえば、悲しみにうちひしがれている友人がいるとする。どうすればいいだろう?
もちろん、答えは1つではない。しかし、やだー、泣いちゃってんの?ばかじゃない?などとは決して言わないはずだ。
それが、文脈から考えるということだ。
今、不安に押しつぶされそうになっている友人に、何と声をかけるか。

時を戻そう。

もしもドラえもんがいたら。「どら焼きをあげる。」
この答えを聞いた時に湧き上がった感情を、私は忘れられない。
寄り添うこと。そして、考えること。

今、自分にできることは何だろう。  
                  2学年 国語科 髙橋政美