校長室から

できることをできる限りに頑張る

1月以降、第6波の可能性」という専門家の予想のみならず、医療等の専門外である私たちでも心配をしていた感染拡大の波がきてしまいました。本県でも感染者数の過去最高を更新してしまうなど、緊迫した状況になってきています。昨年末までの「一日の感染者数0人」という落ち着いた日々があったことがイメージできないくらい、感染拡大の速さの驚異を感じてしまいます。

 こうした状況に伴う本県の対策方針を受けて、本校においても校外での活動や外部の方の入校制限などの厳戒態勢をとることとなりました。2月から3月上旬にかけてのこの時期は、県立学校における入学者選抜があり、進学を目指す中学3年生を中心とする皆さんにとって、かけがえのない大切な時期です。受検者の皆さんが安心して受検でき、持てる力を発揮できるように、入学者選抜を実施する側の私たちが万全の準備を整えていかなければなりません。そのためにも、学校の機能停止を招くような感染拡大の状況を避けるために、最大限の取組を継続していきたいと思います。生徒・職員はもちろんですが、保護者の皆様をはじめとする関係の皆様にも、ご理解とご協力をお願いいたします。

 穏やかな新年を迎え、通常に近い形での3学期をスタートしましたが、オミクロン株を中心とする感染拡大に対する「まん延防止等重点措置」適用による本県の対策方針を受けて、本校においても、実施期間中であった産業現場等における実習を、一部を除き中止としました。校外での活動だけでなく、校内活動でも、主にマスクを外して実施しなければならないような感染の危険度の高い活動は実施しないこととします。生徒の皆さんにとって大切な学校生活の様々な経験の一部が制限されてしまうことになるのは、私たち職員にとっても本当に辛いところです。ですが、周囲に目を向けると、本県が開催県である冬季国体が今まさに開催中であり、選手の皆さん、特に本県代表選手の皆さんの活躍が伝わってきています。こうした県としての明るい話題を励みとして、私たちも、限られた状況の中で最大限の効果を目指して、引き続き学校生活の充実に取り組んでいきたいと思います。

                                                                                             校長  粂川剛士