黒羽高校トピックス(2020年度)

交通安全教室(スケアードストレート型による)

本日9月21日から9月30日までの10日間にわたって、秋の交通安全運動週間が実施されます。そこで黒羽高校では、生徒への交通安全に対する意識を喚起するために大田原警察署の協力の下、スケアードストレート型の交通安全教室を実施しました。


スケアードストレートとは、英語でscared straightと表し、恐怖(scared)を直視(straight)することでそれにつながる危険行為を未然に防ぐ教育手法です。実際に交通事故を再現することで交通ルールを守ることの大切さを体感させることをねらいとしています。


生徒たちは、目の前で繰り広げられるスタントマンによる交通事故の再現を通して、どのようにすれば交通事故を防ぐことができるのかを深く考えることができました。
以下、交通安全教室の実施様子です。


 
校長講話


交通事故は、約時速40kmで起きる場合が多いといわれています。その速度で自転車と衝突したら……。
スタントマンが運転する乗用車に教員も後部座席に同乗し、車側の立場で体験をしました。
同乗した教員は、「ぶつかった際の衝撃と音が予想以上で恐かった。」と感想を述べていました。



ぶつかった後の自転車です。衝撃でタイヤは原形をとどめていません。接触した際の大きな音に悲鳴をあげる生徒もいました。

次に、最近多くなっている「ながら運転」による自転車事故が再現されました。
「ながら運転」は、重大な交通事故につながる行為です。絶対にしないようにしてください。


①スマートフォンを見ながらの運転


②傘さし運転


③ヘッドフォンをしながらの運転


自転車の右側通行、ながら運転、並走などが大きな事故につながります。


最後は、トラック等の大型車の内輪差による巻き込み事故の再現です。車から1m程度離れていた人形が、内輪差によって巻き込まれてしまいタイヤにふみつぶされてしまいました。


実際に使った車のフロントガラスは大きく割れていました。スタントマンによる事故の再現だったとはいえ、大きな衝撃であったことが分かります。

生徒たちは本日のスケアードストレート型の交通安全教室で、貴重な経験ができたと思います。この貴重な経験を生かし、各自が交通法規を遵守し、交通安全に努めてもらいたいと思います。