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2020年4月の記事一覧

休校中に読みたい本NO.2

 今回は、先生方からいただいたおすすめの本を紹介したいと思います。休校で時間ができた今だからこそ、本を読んで教養を深めていきましょう。

1 『ノースライト』 横山秀夫 新潮社
 警察も刑事も出てこない。殺人事件も起きない。なのにどんどん引き込まれる!
 「64」も映画化されるなどの明察ですが、横山ワールドにハマります。人にとって「家」とは何なのか、考えさせられます。

2 『アニメーターの仕事がわかる本』 西位輝実 玄光社
 アニメーターたちのブラックな現実が描かれる。
 趣味と仕事は一緒にするな。
 好きなことを仕事にするな。と警鐘を鳴らしてくれる本です。

3 『数の女王』 川添愛 東京書籍
 人々がみな固有の「運命数」を持っているとされる世界で生きる主人公ナジャは、母である王妃から愛されずに生きていた。そんなある日、王妃が呪いを行っているという恐ろしい噂を耳にして・・・。
 物語には素因数分解や三角数などみなさんが耳にしたことがある数学的テーマから聞いたこともない専門的なことまで盛り込まれています。数学が苦手な人でもこの本はのめり込んでしまう魅力を持っている本です。

4 『ほくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 
  ブレイディみかこ 新潮社
 Yahoo!ニュース 本屋大賞2019ノンフィクション本大賞にも選ばれた作品。ひとりの少年が格差や貧困、差別やセクシュアリティ、アイデンティティなど、大人も直面している問題と向き合いながら成長していきます。子どもたちの対応が鮮やか!学ぶことが多いはずです。

5 『こころ』 夏目漱石 新潮文庫
 書生の「私」は、鎌倉の海水浴場で「先生」と知り合う。謎めいた言動をする「先生」に惹かれる「私」は、「先生」の人生から教訓を得たいと語るようになる。そして「私」が郷里へ帰省中に、「先生」から遺書が届き・・・。
 文学関係に進む人にはぜひ読んでほしい名作。「然し君、恋は罪悪ですよ」など、気になる名言も多数出てきます。

6 『ことばと思考』 今井むつみ 岩波新書
 私たちは、ことばを通して世界を見たり、ものごとを考えたりします。では、異なることばを話す日本人と外国人とでは世界の見方、ものごとの考え方に違いがでてくるのかな?
 国際関係に進みたい人にはぜひ読んでほしい1冊。

7 『生物多様性とは何か』 井田徹治 岩波新書
 クロマグロの大量消費は何が問題なの?生物たちの減少により、生物多様性が崩れている現在、私たちにできることは何なのか?環境問題を考える上で、ぜひ読んでほしい1冊。

8 『世界を信じるためのメソッド ぼくらの時代のメディア・リテラシー』 森達也 よりみちパンセ
 SNSなど、誰もが自分で情報を発信できる現在、私たちは「情報」をどのように扱っていけばいいのだろうか?情報を扱うみなさんにぜひ読んでほしい1冊。

9 『臨床とことば』 河合隼雄・鷲田清一 岩波新書
 臨床心理学者の河合隼雄さんと臨床哲学者の鷲田清一さんの対話。「ことば」とは何か。「人間」とは何か、など本質的でみんながよくわからない問題について触れています。看護系の道を目指す人には読んでもらいたい1冊。

10 『東大 松丸式 数字ナゾトキ-楽しみながら考える力がつく!-』  松丸亮吾 ワニブックス
 想像力、多角的思考力、発想力、試行錯誤力、説明力。勉強で役立つ力を鍛えられる本!時間のある今だからこそ、解きたい問題がたくさんありますよ。 

休校中に読みたい本


 コロナウイルスの影響で学校が休校になって1週間以上経過しましたが、みなさんはどのように過ごしていますか?

 時間はたくさんあっても、外に出ることもできない。友達と遊ぶこともできない。課題はあるけれども、もう終わっちゃった・・・。外に出られないこんなときだからこそ、自分自身を磨くために本を読んでみるのはどうでしょうか?

 今回は進路に関係する本を紹介します。将来の夢が決まっている人は、その分野に関係する本を読んでみましょう。まだ夢が決まっていない人は、どの分野にも関わる本を読んで、これから自分がどんな人生を歩んでいきたいのか考えていきましょう!ちなみに、これらの本は小論文を書く時にも役立ちます。

小論文を書くために読んでおいた方がいい本.pdf