【校長ブログ】人として美しくあるために
このたび、本校では「人権だより12月号」を発行いたしました。日々の営みの中で、私たち一人ひとりが人権について改めて考えるきっかけとなれば幸いです。
さて、毎年12月10日は「国際人権デー(International Human Rights Day)」として、世界各地で人権に関する啓発活動が行われています。この日は、1948年に国際連合において「世界人権宣言」が採択されたことを記念するものであり、人類が普遍的な価値としての人権を確認し合った歴史的な日でもあります。
「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、尊厳と権利とにおいて平等である」 この宣言の冒頭に記された言葉は、時代を超えて私たちに語りかけてきます。
人権とは、特別な誰かのためのものではなく、すべての人に等しく与えられた尊い権利です。だからこそ、私たちは日常の中で、ふとした言葉や行動が誰かの心を傷つけていないか、自分の視点が偏っていないかを見つめ直すことが大切です。
この12月、人権について考えるこの機会に、どうか皆さん一人ひとりが、自らの言動を人権の視点から振り返ってみてください。そして、互いを思いやり、違いを認め合い、誰もが安心して過ごせる学校・社会を築いていく一歩を、ともに踏み出してまいりましょう。
今日も素敵な一日でありますように。