校長自ら更新!!

校長ブログ

【校長ブログ】君の「最高」は君だけのもの

皆さんに、ひとつの言葉を紹介します。 アメリカの映画女優、ジュディ・ガーランド(Judy Garland)が遺した、こんな言葉です。

"Be a first rate version of yourself, not a second rate version of someone else."
「誰かの模倣ではなく、自分自身の最高であれ。」

この言葉には、他人と比べることにとらわれず、自分らしさを大切にしながら、自分の持てる力を最大限に発揮してほしいという、強く温かなメッセージが込められています。

現代は、SNSやさまざまな情報に囲まれ、つい他人の姿と自分を比べてしまいがちです。誰かのようになりたい、誰かのように見られたい。そう思うことは自然なことかもしれません。けれども、他人の真似をして得られるものには、限界があります。

大切なのは、「あなたにしかない輝き」を信じることです。 たとえ不器用でも、遠回りに見えても、自分自身の足で歩み、自分の言葉で語り、自分の心で選び取った道こそが、あなたを一流へと導いてくれます。誰かの影を追うのではなく、自分の光を育ててください。 そして、あなた自身の「最高のかたち」を目指して、日々を積み重ねていってください。その歩みの先に、きっとあなたにしか描けない未来が待っています。

頑張れ、小西生!

小山西高校 校長 佐山利晴

【校長ブログ】直感が導く君だけの一冊

図書館前の廊下に、先生方が選んだ「おすすめの一冊」が並びました。 それぞれの本には、先生方の思いや、皆さんに届けたいメッセージが込められています。表紙を眺めるだけでも、どこか心が動く瞬間があるかもしれません。

「面白そうだな」と感じたら、ぜひその直感を信じてください。 本との出会いは、まるで偶然のようでいて、実は必然。 その一冊が、あなたの考え方や感じ方を、そっと変えてくれることもあります。 借りたいと思ったら、どうぞ図書館のカウンターへ。きっと、あなたの手を待っている本があるはずです。

とはいえ、今は期末試験の真っ只中。 読書の楽しみは、もう少し先にとっておきましょう。 まずは目の前の試験に集中し、これまでの努力をしっかりと形にしてください。

試験が終わったら、ゆっくりと本の世界を旅してみてください。 その時、あなたの心に響く一冊が、きっとそこに待っています。

【校長ブログ】今日から期末テストだ Show Your Best !

Today we begin the second term final exams. I know many of you have worked hard, studied late, and prepared with great effort. Now is the time to show everything you've learned. Don't be afraid. Believe in yourself and do your very best.

These exams are not just a test of knowledge, but also a chance to prove your growth, your discipline, and your determination. Every page you turn, every answer you write, is a step forward.

Please remember that Christmas and New Year are just around the corner. After the hard work, joyful days will come. Let's finish this term with pride and welcome the holidays with a sense of achievement.

You can do it. Keep your head high, stay focused, and give it your all. Good luck to everyone. I'm cheering for you!

【校長ブログ】創立40周年記念式典に寄せて

錦秋の候、木々の彩りがいよいよ深まり、澄み渡る空に晩秋の趣が漂うこの佳き日に、栃木県立小山西高等学校創立四十周年記念式典を、かくも盛大に挙行できますことは、誠に光栄にして、感慨無量の思いでございます。

ご臨席賜りました、栃木県教育委員会委員・板橋信之様、ならびに飯塚仁様をはじめとする歴代校長先生方、小山市内各高等学校の校長先生方、また福田賢一様をはじめとする歴代PTA役員の皆様、そして永きにわたり本校の教育活動を力強く支えてこられた教職員の皆様方に対し、心より深甚なる感謝の意を表する次第でございます。

昭和六十一年の創立以来、本校は「知性を磨き、徳行を積み、体力を練る」の校訓のもと、地域に根ざした教育を推進し、幾多の若者たちを社会へと送り出してまいりました。四十年という歳月は、決して平坦な道のりではありませんでしたが、地域の皆様の温かなご支援、歴代教職員の献身的な努力、そして何より、生徒一人ひとりの真摯な学びと成長の積み重ねによって、確かな歩みを刻んでまいりました。

この節目にあたり、私は唐代の高僧・雲門禅師の言葉「日々是好日」を改めて噛みしめております。どんな日もかけがえのない一日であり、そこに学びと気づきがある。教育とは、まさにこの言葉の通り、日々の営みの中にこそ、その本質が宿るものです。生徒たちが悩み、喜び、挑戦し、成長していく姿は、私たち教育者にとって何よりの励みであり、誇りでもあります。

また、江戸の俳人・松尾芭蕉が説いた「不易流行」の精神も、今の教育において極めて重要な指針となります。「不易」とは、時代が移ろうとも揺るがぬ教育の根幹、「流行」とは、時代の変化に応じて柔軟に対応する姿勢。本校はこの四十年、教育の本質を守りつつ、ICTの導入、探究学習の推進、地域との連携など、時代の要請に応える教育を実践してまいりました。

そして今、私たちはAI時代という新たな局面に立っています。情報の処理や分析はAIが担う時代に、人間に求められる力とは何か。それは、「問いを立てる力」「他者と協働する力」「自ら学び続ける力」であると私は考えます。AIが答えを導く時代だからこそ、何を問うべきか、どのように価値を創造するかを考える力が、より一層重要となるのです。

本校はこれからも、「不易流行」の精神を大切にしながら、生徒たちが未来を生き抜く力を育む教育を推進してまいります。地域とともに歩み、世界に目を向けながら、心豊かな人間の育成を目指してまいります。

さて、小山西高校の生徒諸君に、ぜひ心に留めておいてほしい言葉があります。それは、アメリカ先住民の言葉にある「この世界は先祖から譲り受けたものであると同時に、未来から借りているものである」という教えです。皆さんも感じているように、本校は、これまで四十年にわたり、諸先輩方が築いてくださった伝統の上に成り立っています。しかし同時に、小山西高校は、これから五十年後、百年後に入学してくる未来の後輩たちから、一時的に借り受けているものでもあるのです。

君たちの一つひとつの行動が、未来の後輩たちに大きな影響を与えます。どうか、学びに、部活動に、学校行事に、青春のすべてを注ぎ込み、真の文武両道を実践してください。そして、しっかりと未来の後輩たちに、誇りあるバトンを渡すこと。それが君たちの責務であることを、どうか忘れないでください。

結びに、ご臨席いただいた皆様、そしてこれまで本校を支えてくださったすべての方々に、改めて深く感謝申し上げます。今後とも、小山西高等学校への変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、式辞とさせていただきます。

令和7年11月18日

栃木県立小山西高等学校 校長 佐山利晴

(下野新聞社使用許諾済)

 

【校長ブログ】明日は創立40周年記念式典です

昭和61年、本校は歴史と文化の薫り高き小山市の地に創設され、豊かな自然に抱かれながら、「知性を磨き、徳行を積み、体力を練る」という教育理念のもと、教育の歩みを始めました。以来40年にわたり、生徒一人ひとりが自己の可能性を信じ、夢の実現に向けて邁進する学び舎として、県内外より高い評価と厚い信頼を賜っております。

この40年という歳月は、教育界においても激動と変革の連続でありましたが、本校は常に時代の要請に応え、地域社会との連携を深めつつ、次代を担う人材の育成に尽力してまいりました。教職員の献身的な指導と、生徒たちの真摯なる努力が結実し、数多の優れた成果を生み出してきたことは、本校の誇りであり、また地域社会にとってのかけがえのない財産であります。

平成30年度より始動いたしました「キャリアクション・プロジェクト」におきましては、生徒自らが主体的に自己の生き方を模索し、進路意識と学習意欲の涵養を目的としております。質の高い授業を通じて、将来を見据えた確かな学びを実現し、社会に貢献し得る高い志と誠実な姿勢を育んでおります。また、学校行事や部活動を通じて、協調性や他者への敬意を培い、生涯にわたり健やかで文化的な生活を営むための礎を築いております。

現代社会は、先行きの見通しが困難な不確実性の時代に突入しております。かかる時代においてこそ、生徒たちには「自ら考え、行動する力」を涵養し、実践を通じて高い志と確かな人格を育む教育が求められております。本校はその崇高なる使命を深く自覚し、今後も教育活動に一層の情熱と誠意をもって邁進してまいる所存でございます。

創立40周年という節目を迎えるにあたり、これまでの歩みを礎としつつ、未来に向けてさらなる飛躍を遂げるべく、新たな教育手法の導入や先端技術の活用を通じて、時代の変化に柔軟に対応しながら、教育の質の一層の向上を図ってまいります。生徒たちが不撓不屈の精神をもって夢を追い、自己実現を果たすための環境を整えることこそ、我々教育者の責務であると確信しております。

今後とも、本校の教育活動に対し、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。

小山西高校 校長 佐山利晴

 

【校長ブログ】人生という試合で最も大切なのは休憩時間の得点である

かのナポレオン・ボナパルトの言葉です。 今、学年閉鎖という思いがけない「休憩時間」を過ごしている第一学年の皆さんに、ぜひ心に留めておいてほしい言葉でもあります。

歴史に名を刻んだ人物たちは、なぜ偉業を成し遂げることができたのか、その軌跡をたどることは、私たちに多くの示唆を与えてくれます。ナポレオンもまた、幾度となく挫折と困難に直面しながらも、決して歩みを止めることなく、次なる機会に備え続けた人物でした。

皆さんも、日々それぞれの夢や目標に向かって努力を重ねていることでしょう。しかし、人生には思い通りにいかない時期や、立ち止まらざるを得ない瞬間が必ず訪れます。そんなとき、失意に沈んだままでいるのか、それとも気持ちを切り替え、次なる一歩に向けて準備を始めるのか。その選択が、やがて大きな差となって現れるのです。

ナポレオンが「皇帝」として歴史に名を残したのは、まさにその「休憩時間」においても、決して努力を怠らず、次の舞台に備えていたからにほかなりません。 人生という長い試合において、真に問われるのは、順風満帆なときの姿勢ではなく、むしろ逆境の中でどう過ごすかということなのです。

約一か月後には冬休みがやってきます。この時間を「得点のチャンス」と捉え、自らを磨く機会としてください。読書にふけるもよし、これまでの学びを振り返るもよし、新たな目標を静かに見つめ直すのもよいでしょう。

『人生という試合で最も大切なのは休憩時間の得点である』 この言葉を胸に、今という時間を丁寧に、そして前向きに過ごしてくれることを、心から願っています。

小山西高校 校長 佐山利晴

 

【校長ブログ】1年生の皆さんへ

今、校内ではインフルエンザの感染が急速に広がりつつあり、体調を崩す生徒が増えている状況です。こうした事態を受け、学校として慎重に協議を重ねた結果、明日まで、第一学年を臨時学年閉鎖とすることを決定いたしました。

この決断は、皆さん一人ひとりの健康と安全を守るための、苦渋の選択であると同時に、未来への希望をつなぐ大切な一歩でもあります。どうかこの期間を、冷静に、そして有意義に過ごしていただきたいと心から願っています。

まずは何よりも、自身の健康を最優先に考えてください。不要不急の外出は控え、ご家庭での静かな時間を大切にしながら、学校からの課題にしっかりと取り組んでください。連絡事項は、担任の先生を通じて随時お知らせいたしますので、確認を怠らぬようお願いいたします。

このような時だからこそ、一人ひとりの行動が、周囲の人々の健康を守ることにつながります。手洗い・うがいの徹底、十分な睡眠、栄養のある食事など、基本的な生活習慣を見直し、体調管理に努めてください。そして、少しでも体調に異変を感じた際には、無理をせず、速やかに保護者の方や医療機関に相談してください。

学校では、皆さんが安心して登校できる日を迎えるために、引き続き感染防止対策に全力で取り組んでまいります。静かな校舎の中で、皆さんの元気な声が戻ってくる日を、教職員一同、心より待ち望んでおります。

どうかこの一時を、未来への準備期間として、心穏やかに、そして前向きに過ごしてください。

皆さんの健やかな日々を、心から祈っています。

【校長ブログ】挑戦の季節始まる

澄み渡る秋空のもと、小山西高校の背後にそびえる男体山が、ひときわ雄々しくその姿を現しています。その堂々たる佇まいは、まるで生徒たちの歩みを静かに、そして力強く見守っているかのようです。

秋本番を迎え、校内は一層活気に満ちています。 3年生の皆さんは、進路実現に向けて、それぞれの目標に向かって真剣に取り組む日々。悩み、迷いながらも、自分の未来を切り拓こうとする姿は、何よりも尊く、頼もしいものです。 1・2年生の皆さんも、キャリアクション、修学旅行、芸術鑑賞会、新人戦など、多くの行事が重なる時期となりました。忙しさの中にも、それぞれの経験が皆さんの心を豊かにし、将来への糧となることでしょう。

どの学年の皆さんも、今この瞬間を大切に、前を向いて歩んでください。努力の先には、必ず新しい景色が広がっています。 そして、男体山のように、どんな時も揺るがぬ心を持って、自分らしく進んでいってほしいと願っています。

皆さんの挑戦を、心から応援しています。

【校長ブログ】秋の花々に見守られて

明日はいよいよ、持久走大会の日を迎えます。秋の澄んだ空気の中、生徒の皆さんがそれぞれの歩幅で挑戦する姿を思い浮かべると、胸が高鳴ります。

本大会の開催にあたり、ご協力いただく保護者の皆様、小山警察署の皆様には、心より感謝申し上げます。また、地域の皆様には交通面などでご不便をおかけすることもあるかと存じますが、生徒たちの健やかな成長の一助として、温かく見守っていただけますようお願い申し上げます。

生徒の皆さんへ。明日、皆さんが走るコースには、秋の花々が静かに咲き誇っています。その彩りは、自然からのささやかな応援のようにも感じられます。風の音、木々のざわめき、そして足元に広がる季節の気配に耳を澄ませながら、無理のない範囲で、自分のペースを大切に走ってください。

そして何より、皆さんの挑戦を支えてくださる多くの方々への感謝の気持ちを忘れずに。この一日が、高校時代のかけがえのない思い出となることを、心から願っています。

自然と人の温もりに包まれた持久走大会が、皆さんにとって実り多きものとなりますように。

満開のコスモスロード

 

ゴール小西まであと少し、最後の直線!

明日も素敵な一日になりますように。

【校長ブログ】誠実と思慮深さの花咲く場所

昨日の放課後、美化委員の皆さんによるプランターの花苗の植え替え作業が行われました。季節の移ろいに合わせて、校舎前に新たに迎え入れられたのは、パンジーとビオラ。どちらも可憐でありながら、凛とした佇まいを持つ花々です。

それぞれの花言葉は、「誠実」「思慮深さ」。まるで小山西高校の生徒たちそのもののように感じられます。日々の学びに真摯に向き合い、仲間を思いやる心を忘れず、静かに、しかし確かな歩みを重ねていく。

朝の光の中、登校してくる生徒たちを、色とりどりの花々がそっと迎えてくれています。その柔らかな彩りは、見る者の心に小さな勇気を灯し、今日という一日を前向きに歩む力を与えてくれるようです。

美化委員の皆さんの丁寧な手仕事が、こうして学校の風景に温もりを添えてくれました。花を植えるという行為の中に、誰かの心を励まそうとする優しさが宿っている。そのことを改めて感じさせてくれる、穏やかな午後のひとときでした。

今日も素敵な一日でありますように。