校長自ら更新!!

校長ブログ

【校長ブログ】人生という試合で最も大切なのは休憩時間の得点である

かのナポレオン・ボナパルトの言葉です。 今、学年閉鎖という思いがけない「休憩時間」を過ごしている第一学年の皆さんに、ぜひ心に留めておいてほしい言葉でもあります。

歴史に名を刻んだ人物たちは、なぜ偉業を成し遂げることができたのか、その軌跡をたどることは、私たちに多くの示唆を与えてくれます。ナポレオンもまた、幾度となく挫折と困難に直面しながらも、決して歩みを止めることなく、次なる機会に備え続けた人物でした。

皆さんも、日々それぞれの夢や目標に向かって努力を重ねていることでしょう。しかし、人生には思い通りにいかない時期や、立ち止まらざるを得ない瞬間が必ず訪れます。そんなとき、失意に沈んだままでいるのか、それとも気持ちを切り替え、次なる一歩に向けて準備を始めるのか。その選択が、やがて大きな差となって現れるのです。

ナポレオンが「皇帝」として歴史に名を残したのは、まさにその「休憩時間」においても、決して努力を怠らず、次の舞台に備えていたからにほかなりません。 人生という長い試合において、真に問われるのは、順風満帆なときの姿勢ではなく、むしろ逆境の中でどう過ごすかということなのです。

約一か月後には冬休みがやってきます。この時間を「得点のチャンス」と捉え、自らを磨く機会としてください。読書にふけるもよし、これまでの学びを振り返るもよし、新たな目標を静かに見つめ直すのもよいでしょう。

『人生という試合で最も大切なのは休憩時間の得点である』 この言葉を胸に、今という時間を丁寧に、そして前向きに過ごしてくれることを、心から願っています。

小山西高校 校長 佐山利晴

 

【校長ブログ】1年生の皆さんへ

今、校内ではインフルエンザの感染が急速に広がりつつあり、体調を崩す生徒が増えている状況です。こうした事態を受け、学校として慎重に協議を重ねた結果、明日まで、第一学年を臨時学年閉鎖とすることを決定いたしました。

この決断は、皆さん一人ひとりの健康と安全を守るための、苦渋の選択であると同時に、未来への希望をつなぐ大切な一歩でもあります。どうかこの期間を、冷静に、そして有意義に過ごしていただきたいと心から願っています。

まずは何よりも、自身の健康を最優先に考えてください。不要不急の外出は控え、ご家庭での静かな時間を大切にしながら、学校からの課題にしっかりと取り組んでください。連絡事項は、担任の先生を通じて随時お知らせいたしますので、確認を怠らぬようお願いいたします。

このような時だからこそ、一人ひとりの行動が、周囲の人々の健康を守ることにつながります。手洗い・うがいの徹底、十分な睡眠、栄養のある食事など、基本的な生活習慣を見直し、体調管理に努めてください。そして、少しでも体調に異変を感じた際には、無理をせず、速やかに保護者の方や医療機関に相談してください。

学校では、皆さんが安心して登校できる日を迎えるために、引き続き感染防止対策に全力で取り組んでまいります。静かな校舎の中で、皆さんの元気な声が戻ってくる日を、教職員一同、心より待ち望んでおります。

どうかこの一時を、未来への準備期間として、心穏やかに、そして前向きに過ごしてください。

皆さんの健やかな日々を、心から祈っています。

【校長ブログ】挑戦の季節始まる

澄み渡る秋空のもと、小山西高校の背後にそびえる男体山が、ひときわ雄々しくその姿を現しています。その堂々たる佇まいは、まるで生徒たちの歩みを静かに、そして力強く見守っているかのようです。

秋本番を迎え、校内は一層活気に満ちています。 3年生の皆さんは、進路実現に向けて、それぞれの目標に向かって真剣に取り組む日々。悩み、迷いながらも、自分の未来を切り拓こうとする姿は、何よりも尊く、頼もしいものです。 1・2年生の皆さんも、キャリアクション、修学旅行、芸術鑑賞会、新人戦など、多くの行事が重なる時期となりました。忙しさの中にも、それぞれの経験が皆さんの心を豊かにし、将来への糧となることでしょう。

どの学年の皆さんも、今この瞬間を大切に、前を向いて歩んでください。努力の先には、必ず新しい景色が広がっています。 そして、男体山のように、どんな時も揺るがぬ心を持って、自分らしく進んでいってほしいと願っています。

皆さんの挑戦を、心から応援しています。

【校長ブログ】秋の花々に見守られて

明日はいよいよ、持久走大会の日を迎えます。秋の澄んだ空気の中、生徒の皆さんがそれぞれの歩幅で挑戦する姿を思い浮かべると、胸が高鳴ります。

本大会の開催にあたり、ご協力いただく保護者の皆様、小山警察署の皆様には、心より感謝申し上げます。また、地域の皆様には交通面などでご不便をおかけすることもあるかと存じますが、生徒たちの健やかな成長の一助として、温かく見守っていただけますようお願い申し上げます。

生徒の皆さんへ。明日、皆さんが走るコースには、秋の花々が静かに咲き誇っています。その彩りは、自然からのささやかな応援のようにも感じられます。風の音、木々のざわめき、そして足元に広がる季節の気配に耳を澄ませながら、無理のない範囲で、自分のペースを大切に走ってください。

そして何より、皆さんの挑戦を支えてくださる多くの方々への感謝の気持ちを忘れずに。この一日が、高校時代のかけがえのない思い出となることを、心から願っています。

自然と人の温もりに包まれた持久走大会が、皆さんにとって実り多きものとなりますように。

満開のコスモスロード

 

ゴール小西まであと少し、最後の直線!

明日も素敵な一日になりますように。

【校長ブログ】誠実と思慮深さの花咲く場所

昨日の放課後、美化委員の皆さんによるプランターの花苗の植え替え作業が行われました。季節の移ろいに合わせて、校舎前に新たに迎え入れられたのは、パンジーとビオラ。どちらも可憐でありながら、凛とした佇まいを持つ花々です。

それぞれの花言葉は、「誠実」「思慮深さ」。まるで小山西高校の生徒たちそのもののように感じられます。日々の学びに真摯に向き合い、仲間を思いやる心を忘れず、静かに、しかし確かな歩みを重ねていく。

朝の光の中、登校してくる生徒たちを、色とりどりの花々がそっと迎えてくれています。その柔らかな彩りは、見る者の心に小さな勇気を灯し、今日という一日を前向きに歩む力を与えてくれるようです。

美化委員の皆さんの丁寧な手仕事が、こうして学校の風景に温もりを添えてくれました。花を植えるという行為の中に、誰かの心を励まそうとする優しさが宿っている。そのことを改めて感じさせてくれる、穏やかな午後のひとときでした。

今日も素敵な一日でありますように。

【校長ブログ】小さな古本市での大きな学び

朝の昇降口に、いつもとは少し違う空気が流れていました。図書館より放出された雑誌を並べた「古本市」の案内を掲示したところ、さっそく生徒たちが足を止め、ページをめくり、友と語らいながら選書する姿が見られました。

今回は、図書館の蔵書整理に伴い、雑誌のみを放出する形となりましたが、「ご自由にお持ちください」との一言に、さすがは読書を愛する小西生、その反応は実に素早く、昇降口には自然と人だかりができておりました。

雑誌の表紙に惹かれ、ふと手に取る。目次に目を走らせ、興味のある記事を見つける。そんな何気ない行為の中にこそ、知の扉を開く第一歩があるのだと思います。情報があふれる時代だからこそ、自らの手で選び、読み、考える力を育むことが、これからの学びにおいて何より大切です。

本校では、日々の授業や探究活動に加え、こうした小さな取り組みの中にも、生徒の知的好奇心を育む機会を大切にしています。昇降口の一角に広がる静かな熱気。それは、学びの芽が確かに息づいている証です。

校長ブログをご覧の皆様にも、こうした日常の一場面から、小山西高校の豊かな学びの風景を感じ取っていただければと思います。

【校長ブログ】走り続ける者に道はひらける

いよいよ明後日、本校恒例の持久走大会が開催されます。今年は創立四十周年の節目にあたり、記念大会としての特別な意味を持つ一日となります。当日は、生徒の皆さんに記念タオルが配布されます。タオルに込められた想いとともに、皆さんの走りが校史に刻まれることを願っております。

持久走とは、単なる競技ではありません。自らの限界に挑み、心と体を鍛え、仲間と励まし合いながら一歩一歩を積み重ねていく、まさに人生の縮図とも言える営みです。速さだけが価値ではなく、最後まで走り抜こうとする意志こそが尊いのです。

ここで、ひとつの英語のことわざをご紹介します。

“The race is not always to the swift, but to those who keep on running.” ― 勝利は常に速き者に与えられるのではなく、走り続ける者にこそ訪れる。

この言葉が示すように、大切なのは、途中で諦めず、最後まで自分の歩幅で走り抜くことです。風を切って走るその姿は、皆さん自身の成長の証であり、未来への力強い一歩となるでしょう。

どうか、明後日の大会では、記録に挑む者も、自分自身に挑む者も、それぞれの目標に向かって全力を尽くしてください。そして、仲間とともに走る時間を、かけがえのない青春の一頁として心に刻んでほしいと願っています。

皆さんの健闘を心より期待しております。

 

【校長ブログ】創立四十周年記念式典に向けて

昨日の下野新聞に、本校に関する記事が掲載されました。ご覧いただいた方もいらっしゃるかと存じますが、いよいよ再来週に迫った創立四十周年記念式典に向けて、校内の空気も次第に高まりを見せております。

四十年という歳月は、幾多の生徒たちの歩みと、地域の皆様の温かなご支援によって紡がれてきた尊い歴史であり、その節目を迎えるにあたり、私たち教職員一同、深い感慨とともに準備を進めております。

そして、式典当日の午後には、特別な記念講演会を開催いたします。講師としてお迎えするのは、本校校歌の作曲者であり、ドラマ『冬のソナタ』の挿入曲を手がけられた作曲家・倉本裕基先生です。日本を代表する音楽家である倉本先生をお招きできることは、本校にとってこの上ない喜びであり、まさに記念すべき節目にふさわしい贈り物のように感じております。

講演に加え、倉本先生ご自身によるピアノ演奏も披露いただけるとのことで、生徒たちにとっても、心に残るひとときとなることでしょう。音楽が紡ぐ旋律は、言葉を超えて人の心に響き、記憶の奥深くに刻まれるものです。そのような体験が、若き感性にどれほど豊かな影響を与えるか、今から胸が高鳴る思いです。

式典当日は、四十年の歩みを振り返りつつ、未来への希望を語り合う場となることでしょう。そして、倉本先生の音楽が、そのひとときをさらに彩り深く、豊かなものにしてくださることを、心より楽しみにしております。

(下野新聞社提供許諾済)

 

【校長ブログ】大学出張講義

本日午後、本校では第2学年を対象とした「大学出張講義」が実施されました。秋の深まりを感じるこの季節、生徒たちはそれぞれの興味関心に応じた学問分野の模擬講義に耳を傾け、進路への思いを新たにする貴重なひとときを過ごしました。

この行事は、大学の先生方を本校にお招きし、専門的な知見に触れることで、生徒自身が将来の学びや職業について考えるきっかけとなることを目的としています。講義の内容は多岐にわたり、学問の奥深さと広がりを実感できるものばかりでした。

たとえば、宇都宮大学による「動物の心と体なんでもサイエンス」では、生き物の不思議に触れながら、生命へのまなざしを養う時間となりました。日本大学の「東南アジアの住まい方」では、都市の発展と居住地の変化を通じて、文化と暮らしの関係性を学びました。

文教大学の「人間の新生児の特徴から教育を考える」では、命の始まりに宿る可能性と教育の本質に迫り、日本工業大学の「電気エネルギーが届くまで」では、現代社会を支える電力システムと再生可能エネルギーの未来に思いを馳せました。

また、淑徳大学による「これからの日本政治を読み解く」では、歴史と現代を行き来しながら、政治のダイナミズムを体感し、流通経済大学の「Let'sメントレ!」や「こころのセミナー」では、心の健康とスポーツメンタルトレーニングの重要性を学びました。

さらに、日本栄養大学の「毎日の栄養と食事」では、日々の食生活が心身に与える影響を考え、浦和大学の「季節ならではのリースづくり」では、自然の恵みを感じながら創造力を育む時間となりました。

神奈川工科大学の「科学の力で環境問題に取り組む」では、持続可能な社会への道筋を探り、白鴎大学の「使えるメディアリテラシー」では、情報社会を生き抜く力を養いました。足利大学の「金属を切る削ることを科学する」では、ものづくりの技術と科学の融合に触れ、東京家政大学の「俳句の英訳を通じて言語と文化の相違を考える」では、日本文化の繊細さと異文化理解の奥深さを味わいました。

生徒たちは、それぞれの講義を通じて、自らの進路に対する意識を高め、未来への一歩を踏み出す準備を進めています。学びとは、知識を得るだけでなく、自分自身を知り、世界と向き合う力を育む営みです。

今日の出張講義が、生徒一人ひとりの心に灯をともすきっかけとなったことを願ってやみません。これからも本校では、生徒の可能性を広げる教育活動を大切にしてまいります。

 

 

【校長ブログ】英語達人列伝(おすすめの一冊)

『英語が話せるようになりたい、海外に留学したいけど経済的に厳しい。でも、なんとしてでも英語ができるようになりたい!』そう思う人は多いでしょう。しかし、日常的に英語を使用する機会がほとんどない国に生まれた日本人にとって、英語習得は容易なことではありません。インターネットもない、AIもない、英語の教材もほとんどない、そんな時代に生まれた人たちにはもっと英語習得は難しかったはずです。それにもかかわらず、日本には多くの英語の達人が誕生していました。いったいどうやって?

 今から100年以上も昔、羽織袴姿の岡倉天心が弟子の横山大観らとボストンの街を歩いていたとき、一人の若者に声をかけられました。"What sort of 'nese are you people? Are you Chinese, or Japanese, or Javanese?"(「おまえたちは何ニーズだ?チャイニーズか、ジャパニーズか、それともジャヴァニーズ(ジャワ人)か?」)さあ、これに対してどう答えるか。ヒント:これは東洋に対する偏見に満ちた侮辱的な台詞です。ひとつうまい切り返しでギャフンと言わせたいところです。それでは、この逸話の後半部分を(並の日本人では絶対に考えつかない)解答例として紹介しましょう。実際にこの質問を受けたとき、岡倉天心はどうしたか。くるりと質問者の方を向いて、次のように答えたのです。"We are Japanese gentlemen. But what kind of 'key are you? Are you a Yankee, or a donkey, or a monkey?"(「我々は日本人紳士だよ。ところで、あんたこそ何キーなんだい?ヤンキーか、ドンキー〔ろば、馬鹿者〕か、それともモンキーか。」)まさに返し技で一本取った感じです。このやりとりの一部始終を見ていた弟子の横山大観は、よほど胸のすく思いをしたのでしょう、後にこの逸話を好んで語ったといいます。

 栃木県出身であり東京大学名誉教授の齋藤兆史先生の大ヒット作です。かつての日本に存在した、帰国子女でもなく、ほとんど留学もせず基本的に日本にいながらにして驚異的な英語力を身につけた英語達人たちについての列伝です。たとえば、岡倉天心、野口英世、白洲次郎ら紹介される十人の達人たちは決して西洋かぶれになることなく劣悪な条件の下でいろいろと工夫をしながら英語の勉強をしてきたのです。「ただし、例外的な部分があるとすればそれは彼らの意思の強さと努力の才だけです」(まえがきより)。

 日本語を母語とする人間にとって英語はそもそも習得するのがとても難しい言語なのに、英語が思い通り使いこなせないのは学校教育のせいだという人もいるが、それは全くの間違いです。達人たちの英語力の基礎は学校での地道な努力と工夫によって築かれたものなのです。とにかく、英語は学習成功者に学ぶべし。文武両道、不撓不屈の教えの下で根性を鍛えられ、さらに持久走大会で体までも鍛えられた小西生なら、きっと英語ができるようになるはずです。

 

【校長ブログ】下野新聞記事より

昨日の下野新聞に、本校に関する記事が掲載されました。小山市議会議員の皆様が本校を訪問され、生徒たちと地域の未来について意見を交わす貴重な機会が設けられました。

テーマは「思川駅周辺の活性化」。生徒たちは日頃の通学や地域での暮らしを通して感じている思いを、真摯に、そして熱意をもって語ってくれました。「駅周辺にコンビニや飲食店があればもっと便利になる」「小西高までの道にイルミネーションを飾って、地域に彩りを」「バスの本数を増やして通学がしやすくなれば」その一つひとつの言葉に、地域をより良くしたいという若者のまっすぐな願いが込められていました。

議員の皆様も、生徒たちの率直な意見に耳を傾け、活発な議論が交わされました。まちづくりは、行政だけでなく、そこに暮らす一人ひとりの思いによって形づくられていくものです。今回の意見交換会は、まさにその原点を感じさせるひとときでした。

地域を愛し、未来を見据える本校生徒たちの声が、市政の新たな一歩となることを心より願っております。そして、こうした学びの場が、若者たちの社会参画への意識を育み、地域と学校がともに歩む礎となることを期待しています。

(下野新聞社使用許諾済)

【校長ブログ】ハロウィン中庭コンサート

昨日、放課後の中庭にて、音楽部によるハロウィン中庭コンサートが開催されました。秋の柔らかな風が校舎を包む中、音楽部の奏でる音色が小山西高校の空気を一変させ、華やかで楽しいハロウィンの雰囲気が広がりました。

このコンサートは、先週末にハーヴェストウォークで予定されていた「ハロウィンパレード&コンサート」が、あいにくの雨天により中止となったことを受け、代替企画として実施されたものです。音楽部の生徒たちは、これまで積み重ねてきた練習の成果を、ぜひとも多くの方に届けたいという思いを胸に、校内での開催を決意しました。

中庭に響く演奏は、聴く者の心を温かく包み込み、仮装に身を包んだ生徒たちの笑顔とともに、秋のひとときを彩ってくれました。音楽には、人と人とをつなぐ力があります。今回のコンサートは、まさにその力を感じさせる、心豊かな時間となりました。

音楽部の皆さんの情熱と創意工夫に、心から拍手を送ります。そして、こうした文化活動が、学校生活に彩りを添え、生徒たちの感性を育んでいくことを、改めて実感いたしました。

これからも、小山西高校の中庭が、生徒たちの表現の場として、さまざまな物語を紡いでいくことを願っております。

 

【校長ブログ】今燃えなくていつ燃える!

昨日、本校にて、ベネッセコーポレーションより内藤彪晶様をお招きし、3年生を対象とした一般選抜対策プロジェクトの一環としてご講話をいただきました。

内藤様の言葉は、まさに受験生の心に火を灯すものでした。 「今、燃えなくていつ燃える!」 「大逆転合格ができるのは一般入試だけ!」 「3年の秋冬に、現役生は最も伸びる!」 「まずは圧倒的な学習量!量で負けていては逆転合格はない!質で勝負するのは量を積み上げた後!」

これらの力強いメッセージは、受験に向かう生徒たちの胸に深く刻まれたことでしょう。迷いや不安を抱えながらも、前を向いて歩み続ける彼らにとって、まさに背中を押してくれる言葉の数々でした。

そして、いよいよ来週は、一般選抜プロジェクトの次なるステージ『校長による英語特別講座(第2回)』が開催されます。英語で得点を伸ばすために、今何をすべきか、どのように取り組むべきかを、私自身の経験と知見をもとにお伝えする予定です。

受験は、人生の一つの節目であり、挑戦の場でもあります。私たち教職員一同も、彼らの歩みに寄り添い、力強く支えてまいります。

どうぞ、次回の講座も楽しみにしていてください。

【校長ブログ】情報教育研究大会を終えて

昨日、本校にて情報教育の研究大会が開催されました。県内各地より多くの情報担当の先生方にご来校いただき、盛会のうちに幕を閉じましたこと、心より御礼申し上げます。

本校が日頃より取り組んでおります先進的な情報教育の実践は、皆様の温かいご関心とご支援に支えられております。今回の研究授業では、2年5組において星野教諭が授業を担当し、生徒たちが主体的に学びに向かう姿を通して、本校の教育の精神をご覧いただけたのではないかと存じます。

情報技術が日々進化する現代において、教育の在り方もまた柔軟かつ力強く変化を遂げていかねばなりません。本校はこれからも、情報教育の可能性を追求し、本県の教育を牽引する存在であり続けたいと願っております。今後とも、本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

【校長ブログ】平和の尊さを胸に刻む旅へ

昨日、本校の2年生は、来月に予定されている沖縄への修学旅行に向けた平和学習の一環として、DVD『清ら島沖縄』を鑑賞しました。美しい自然と深い歴史に彩られた沖縄の姿を通して、生徒たちは戦争の悲惨さと平和の尊さについて、静かに、そして真剣に思いを巡らせていました。

鑑賞後には、それぞれが感じたことを言葉にし、沖縄で何を学びたいのかを改めて確認する時間を持ちました。命の尊さ、過去からの学び、そして未来への責任。生徒たちの言葉には、若いながらも確かな感受性と、平和への願いが込められていました。

修学旅行は、単なる観光ではなく、心を育てる学びの場です。沖縄の地で、生徒たちが歴史の声に耳を傾け、平和の意味を自らの心に深く刻むことを願ってやみません。清らかな島が語りかける静かな祈りに、どうか真摯に向き合ってほしいと思います。

【校長ブログ】実りの季節に心を耕せ

校舎前に広がるコキアが、今年も見事に紅に染まりました。陽光を受けて輝くその姿は、まるで秋の訪れを告げる使者のように、静かに、そして力強く私たちの心に語りかけてくれます。自然の美しさと学び舎の風景が一体となったこの瞬間は、まさに本校の秋の象徴とも言える光景です。

秋は、実りの季節であると同時に、心を落ち着けて物事に向き合う好機でもあります。勉学に励むもよし、部活動に情熱を注ぐもよし、それぞれの目標に向かって一歩ずつ歩みを進めてほしいと願っております。

この美しい季節の中で、生徒一人ひとりが自らの可能性を信じ、力強く前進していくことを、心より期待しております。

今日も素敵な一日になりますように。

【校長ブログ】地域に息づく小西の魂

昨日開催されました「小山駅西口祭」において、本校の生徒たちが見事な活躍を見せてくれましたこと、ここにご報告申し上げます。

ダンス部ユニット『あいみさ』によるステージは、まさに躍動の美。しなやかで力強い動きが音楽と一体となり、観客の心を惹きつけて離しませんでした。若さと情熱がほとばしるその姿は、地域の皆様に深い感動を与えたことと存じます。

また、JRC部はミニFM局『小山駅西口ユースラジオ』の運営を担い、祭の賑わいを一層盛り上げてくれました。私も特別ゲストとして出演の機会をいただき、生徒たちの真摯な姿勢と確かな技術に感銘を受けました。さらに、献血活動の呼びかけにも尽力し、多くの市民の皆様にご協力を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。

このように、生徒たちが地域の一員として自らの力を発揮し、社会に貢献する姿は、本校の教育の成果であり、何よりも誇らしいものであります。

今後とも、地域との絆をより一層深めながら、皆様に愛され、信頼される小山西高校であり続けたいと願っております。

 

【校長ブログ】音楽部が奏でるハロウィンの鼓動

木々の葉も少しずつ色づき始め、街のあちこちにハロウィンの彩りが見られるようになりました。

さて、来る10月26日(日)、本校音楽部が、毎年盛大に開催されるハーヴェストウォークでのハロウィンパレード並びにハロウィン演奏会に出演いたします。午前の部は11時30分から、午後の部は14時30分からの予定です。

この催しは、地域の皆様に親しまれている秋の恒例行事であり、音楽部によるパレードと演奏会は、特に子どもたちにとって楽しみなアトラクションのひとつとなっております。華やかな衣装と軽快な音楽が街を彩り、笑顔と歓声があふれるひとときは、まさに季節の風物詩と呼ぶにふさわしいものです。

こうした取り組みを通じて、地域の皆様との絆を深め、活気あるまちづくりをさらに推進していくことは、学校としても大変意義深いことと感じております。生徒たちが地域の一員として、音楽を通じて貢献できることは、教育の一環としても誇らしい姿です。

私も当日は応援に参ります。仮装こそいたしませんが、心からの拍手をもって、音楽部の皆さんの晴れ舞台を見守りたいと思います。

音楽部の諸君、どうか自信を持って、日頃の練習の成果を存分に発揮してください。皆さんの音色が、街に温もりと笑顔を届けてくれることを、心より願っています。

 

【校長ブログ】音楽が描く豊田の秋物語

来る10月25日(土)10時30分より、豊田小学校体育館にて『豊中オータムコンサート2025』が開催されます。本校音楽部もこの合同演奏会に出演いたします。

このコンサートは、豊田小学校の5・6年生、豊田中学校吹奏楽部、小山西高校音楽部、そして地域で活動されている「豊田和太鼓の會」「豊田ふれあい太鼓」の皆様による、世代と地域を越えた心温まる音楽の祭典です。地域の方々にも公開されており、毎年多くの皆様にご来場いただいております。

音楽には、人と人との距離を縮め、心をひとつにする力があります。こうした取り組みを通じて、小山西高校が地域に根ざし、地域とともに歩む学校であることを、改めて実感いたします。

音楽部の生徒たちも、日々の練習の成果を胸に、精一杯の演奏をお届けすることでしょう。お時間の許す方は、ぜひ会場に足をお運びいただき、若き奏者たちの音色に耳を傾けていただければ幸いです。

皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

 

 

【校長ブログ】遊び惚ける日々に未来はない

今日は一つの言葉をご紹介したいと思います。米国の実業家、ジョン・D・ロックフェラー・ジュニアの言葉です。

“I can think of nothing less pleasurable than a life devoted to pleasure.” 「快楽だけを追い求める人生ほど、つまらないものはない。」

この言葉は、私たちに深い示唆を与えてくれます。勉強を避け、部活動をさぼり、ただゲームや娯楽に没頭する毎日。それは一見、自由で楽しいように思えるかもしれません。しかし、そこには達成感も成長もなく、やがて心に空虚さだけが残ることでしょう。

努力を重ね、時に悩み、時に壁にぶつかりながらも、自らの力で何かを成し遂げる。その過程こそが、人生を豊かにし、真の喜びをもたらしてくれるのです。

小山西高校の皆さん。高校時代は、人生の中でも特別な、かけがえのない時間です。この瞬間を、どうか無為に過ごさないでください。快楽に流されることなく、自らの目標に向かって、ひたむきに努力を重ねてください。

その先にこそ、真の充実と誇りが待っているはずです。皆さんの健やかな成長を、心より願っています。

小山西高校 校長 佐山利晴

【校長ブログ】3.5%の勇気が、世界を動かす

本日、本校にて国際理解講演会が開催されました。この貴重な機会は、UACJの斎藤和敬様のご尽力とご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。講師には、アースカンパニーより下元朋子様をお迎えし、「世界と自分の今をつなぐ授業」という演題のもと、私たちの未来と向き合う深いお話をいただきました。

講演の中で語られた言葉の数々は、生徒たちの心に静かに、そして力強く響いたことでしょう。その一部をご紹介いたします。

「この世界は、先祖から継承したものではなく、私たちの子供たち、子孫から、借りているのです。」

この言葉は、私たちが今ある環境を当然のものとして享受するのではなく、未来の世代に対して責任を持つ存在であることを教えてくれます。

「sustainableは現状を維持するということだが、さらに上を行く、現状をより良い状態にしていこうというregenerativeな行動を。」

持続可能な社会の先にある、再生と創造の精神。現状に甘んじるのではなく、より良い未来を築くために、自らが動き出すことの大切さを示しています。

「見たいと思う世界にあなた自身がしていきなさい。」(マハトマ・ガンジー)

「One day or day one, you decide.(いつかやる、それとも今日を一日目とするか。決めるのはあなた自身だ。)」

これらの言葉は、変化を待つのではなく、自らがその変化の担い手となる勇気を持つことの尊さを語っています。

小山西高校の諸君よ。どうか、何事も誰かに委ねるのではなく、自らがその一歩を踏み出す人間であってください。世界の人口の3.5%が本気で動けば、社会は確実に変わる。これは、歴史が証明している事実です。

皆さんの一歩が、未来を変える力になる。その可能性を信じて、今日を「Day One」として歩み始めてください。心に響いた言葉を、どうか行動へとつなげていきましょう。

 

 

【校長ブログ】この街とともに、学び、支え合う

来る10月26日(日)、小山駅西口にて「小山駅西口祭」が開催されます。地域の皆さまとともに、賑やかで温かなひとときを過ごすこの催しに、本校の生徒たちも参加させていただきます。

ダンス部の生徒たちは、日頃の練習の成果を存分に発揮し、ステージにて躍動感あふれるパフォーマンスを披露いたします。若さと情熱に満ちた踊りが、会場の空気を一層華やかに彩ってくれることでしょう。

また、JRC部の生徒たちは、ラジオ放送を通じて祭りの魅力を発信するとともに、巡回バスの誘導など、運営面でも力を尽くしてまいります。地域の一員として、責任ある行動を学びながら、皆さまのお役に立てることを誇りに感じております。

さらに、ロブレ前では街頭献血の受付と広報活動を担当いたします。献血は、医療現場において命をつなぐ大切な行為です。当日は60名以上の皆さまのご協力が不可欠となっております。お時間の許す方は、ぜひ献血にご参加いただき、尊い命を支える一助となっていただければ幸いです。

地域と学校が手を携え、互いに学び合い、支え合うこのような機会を大切にしながら、今後も生徒たちの健やかな成長を見守ってまいりたいと思います。

皆さまのご来場とご協力を、心よりお待ち申し上げております。

 

【校長ブログ】英語パフォーマンステスト

English Performance Test in 2nd Grade

Today, our second-year students had an English performance test in their English Communication class. Each student gave a presentation about a Japanese person who is doing great work in the world but is not very famous.

The students introduced many interesting people and spoke with confidence and passion. Their presentations were even better than I expected. I was truly impressed by their effort and the high level of English education at our school.

I look forward to seeing how our students continue to grow and use their English to connect with the world.

【校長ブログ】小山市議との意見交換会

昨日、本校にて小山市議会議員の皆様との意見交換会が開催されました。 当日は、関良平様、小林英恵様、刈部勉様、橋本守行様、高橋栄様、大平拓史様、大内晃子様、島朋幸様、そして本校の誇る卒業生である永田健一朗様の計八名の小山市議会議員の皆様をお迎えし、貴重なひとときを共にいたしました。

議員の皆様と本校生徒との意見交換会では、地域の未来を担う若者たちが、真摯なまなざしで「ロブレ再開発」「思川駅周辺の活性化」について語り合いました。 その場には、若さゆえの柔軟な発想と、地域への深い関心が溢れており、活発かつ前向きな意見が次々と交わされました。

若者の声は、時に未熟でありながらも、未来を照らす灯火となります。 どうか議員の皆様におかれましては、彼らの純粋な思いに耳を傾けていただき、今後の小山市のまちづくりにおいて、若い世代の視点を一つの羅針盤としてご活用いただければと願っております。

本校は、地域と共に歩む学び舎として、これからも生徒たちが社会とつながり、未来を見据えて考える機会を大切にしてまいります。 小山市が、世代を越えて活力に満ちたまちとして発展していくことを、心より祈念申し上げます。

 

【校長ブログ】なりたい自分へ、今この瞬間から

英国の文豪ジョージ・エリオットは、こう語っています。 "It is never too late to become what you might have been." 「あなたがなりたかった自分になるのに、遅すぎることはない」と。

この言葉には、人生の本質が静かに、しかし力強く込められています。 人生は一度きり。誰かのものでなく、紛れもなく自分自身のものです。 他人と比べる必要はありません。誰かの歩幅に合わせる必要もありません。 大切なのは、あなたがどんな自分になりたいのか、その問いに、誠実に向き合うことです。

小山西高校の生徒の皆さん。 夢の実現に向けて、どうか失敗を恐れず、勇気をもって歩んでください。 たとえ道に迷うことがあっても、立ち止まることがあっても、 「今この瞬間」から始めることができます。 その一歩が、未来を変える力になるのです。

皆さんの可能性は、今まさに芽吹こうとしています。 どうかその芽を、大切に育ててください。 そして、なりたい自分へと、堂々と歩んでいってください。

校長として、そして一人の人生の先輩として、 皆さんの挑戦を心から応援しています。

小山西高校 校長 佐山利晴

【校長ブログ】速報、サッカー部初戦突破!

秋晴れの空の下、 第104回全国高校サッカー選手権大会栃木大会において、本校サッカー部が見事、初戦を突破いたしました。

対戦相手は、近年めざましい成長を遂げ、実力をつけつつある星の杜高校。 互いに一歩も譲らぬ激戦の中、前半にFW奈良岡選手が鮮やかなゴールを決め、幸先よく先制。 その一撃が流れを呼び込み、小山西高校は試合の主導権を握りました。

後半開始早々には、FW田中選手が難しい角度からのシュートを見事に決め、追加点を獲得。 その後、星の杜高校の猛攻にさらされる場面もありましたが、GK田村選手が幾度となく決定的なピンチを防ぎ、 最後まで集中力を切らすことなく守り抜きました。

結果は2対0。 小西らしい、粘り強く、誠実な戦いぶりが光る勝利でした。 選手たちのひたむきな姿勢に、心から拍手を送りたいと思います。

次なる戦いは、2回戦。 対戦相手は小山北桜高校。 試合は、10月18日(土)、県総合運動公園にて、12時キックオフの予定です。

皆さまの温かいご声援が、選手たちの力となります。 引き続き、応援のほどよろしくお願い申し上げます。

小山西高等学校 校長 佐山 利晴

【校長ブログ】駿台・ベネッセ記述模試に向けて

明後日、10月11日(土)、本校の3年生諸君は駿台・ベネッセ記述模試に臨みます。

これまで積み重ねてきた努力の成果を、答案という形で表す機会です。 特に、一般選抜プロジェクトの一環として『校長による英語特別講座』を受講している皆さんには、 私からささやかな“秘策”を授けてあります。 その工夫が、少しでも皆さんの力となり、結果に結びつくことを願ってやみません。

模試は、単なる通過点にすぎません。 しかし、ここで得られる気づきや自信は、これからの受験本番に向けて大きな糧となるはずです。

どうか、落ち着いて。 そして、自分自身を信じてください。 第一志望は、決して譲らず、強い気持ちで挑んでほしいと思います。

皆さんの健闘を心より祈っております。

最後に  ―  努力は、必ず自分を裏切りません。 その一歩一歩が、未来を拓く力となることを信じて、前へ進んでください。

小山西高等学校 校長 佐山 利晴

【校長ブログ】第104回全国高校サッカー選手権大会 栃木大会、いよいよ開幕

このたび、第104回全国高校サッカー選手権大会栃木大会が、いよいよ幕を開けます。

本校サッカー部は、星の杜高校と今市高校の勝者との初戦に臨みます。 試合は、10月13日(祝)、下野市の大松山運動公園にて、午前10時キックオフの予定です。

日々の鍛錬を重ねてきた小西サッカー部の諸君が、いかなる相手にも臆することなく、 「小西サッカー部ここにあり」と胸を張って示す戦いを見せてくれることを、心より期待しています。

勝敗を超えた、正々堂々たる姿勢。 仲間を信じ、己を信じ、最後まで走り抜くその姿こそが、小山西高校の誇りです。

頑張れ、小西! 熱いぜ、小西!

皆さまの温かいご声援を、どうぞよろしくお願いいたします。

今日と明日の中間テスト頑張ろう!

 

【校長ブログ】静かな闘志、教室にて

本日より三日間、2学期の中間考査が実施されます。これまで小西で積み重ねてきた日々の努力と学びを、今こそ形にする時です。教室での真剣なまなざし、放課後の自習室での静かな集中、友と語り合いながら理解を深める姿、そのすべてが、小西の皆さんの成長の証です。

試験は単なる評価の場ではなく、自らの力を試し、次なる一歩への糧とする貴重な機会です。どうか落ち着いて、丁寧に、そして自信を持って臨んでください。小西の皆さん一人ひとりが、これまでの努力の成果を遺憾なく発揮されることを、心より願っております。

健闘を祈ります。

【校長ブログ】とちぎ和牛を堪能(今日の下野新聞記事)

A special event was held at our school to help young people learn about the delicious taste of Tochigi Wagyu beef and to support its wider use.

At the tasting session, students enjoyed the top brand of Tochigi Wagyu called Takumi, seasoned simply with salt and pepper.

The students were full of excitement and smiles as they tasted the rich flavor.

Let’s enjoy yakiniku and do our best in both study and sports!

(下野新聞社提供許諾済)

【校長ブログ】酒井選手の国スポ出場に寄せて

本日、いよいよ第79回国民スポーツ大会ウエイトリフティング競技が開催されます。小山西高校1年生、酒井心音選手が女子49キロ級に出場いたします。競技開始は午前11時を予定しており、社会人や大学生と肩を並べての挑戦となります。

高校生として、そして1年生としてこの舞台に立つことは、並々ならぬ努力と覚悟の賜物です。酒井選手には、栃木県の代表としての誇りも、小山西高校の名を背負う責任もあることでしょう。しかし、何よりも大切なのは、自らが納得できる試技を行うこと。己の限界に挑み、心から「やり切った」と思える瞬間を迎えてほしいと願っております。

遠く栃木の地からではありますが、教職員・生徒一同、心を込めて声援を送ります。酒井選手の健闘を祈りつつ、その一挙一動が多くの人々の心を動かすことを信じております。

頑張れ、酒井心音選手。

 

【校長ブログ】英語という名の羅針盤

明後日、10月5日は、実用英語技能検定試験(英検)の一次試験が実施されます。英検は、国内最大級の英語技能検定であり、「聞く」「話す」「読む」「書く」の四技能を総合的に測定する、極めて意義深い試験です。近年では、大学入試や海外留学、さらには就職活動においても、英語力を証明する手段として広く活用されており、生徒の将来に大きな可能性を拓くものとなっています。

本校においても、今回多くの生徒がこの試験に挑戦します。日々の授業や自主学習を通じて積み重ねてきた努力が、試験本番において存分に発揮されることを、心より願っております。英語という言語を通じて、世界とつながる力を育むその姿勢は、まさに小山西高校の精神そのものです。

なお、来月には二次試験が控えておりますが、本校英語科のスタッフが、面接対策においても一人ひとりに寄り添い、丁寧に指導を行ってまいります。挑戦する皆さんが、自信を持って臨めるよう、教職員一同、全力で支援いたします。英語の学びを通じて、未来への扉を力強く開いていきましょう。

【校長ブログ】君たちが創る小西の明日

昨日、小山西高校第40期生徒会役員選挙立会演説会が開催されました。今年度は、予想を大きく上回る七名の生徒が会長・副会長候補として立候補し、それぞれが胸に抱く思いを真摯に語ってくれました。演説の中で彼らは、小山西高校をさらに発展させるために何ができるのか、生徒主体の学校行事をどう進化させていくべきか、そして、全校生徒がより楽しく充実した日々を送るにはどうしたらよいか―その問いに真正面から向き合い、熱意と誇りをもって語ってくれました。

彼らの言葉には、小山西高校への深い愛情と、未来を切り拓こうとする強い意志が込められており、私自身、胸が熱くなる思いで耳を傾けました。本日、開票結果が公表され、新たなリーダーが誕生します。しかし、学校の未来を創るのは、選ばれた者だけではありません。小山西高校を形づくるのは、生徒一人ひとりの力と想いです。

互いを尊重し、力を合わせて、一枚岩となって歩んでいく―その先にこそ、より豊かで希望に満ちた小山西高校の姿があります。新たな一歩を踏み出すこの瞬間に、皆さんの心が一つとなることを願っています。

【校長ブログ】文武両道の真髄―学びを支えるもう一つの力

本気で文武両道を実践している小西生の皆さんに、ぜひ紹介したい一冊の書があります。スウェーデンの研究者、アンデシュ・ハンセン氏による『運動脳』という書籍です。人口一千万人の国で六十万部を超える販売実績を誇るこの書は、運動と脳の関係について、科学的な根拠に基づきながら、私たちの学びに深い示唆を与えてくれます。

本書の第一の要点は、運動が集中力を高めるということ。運動によって分泌されるドーパミンは、周囲の雑音を静め、目の前の課題に意識を向ける力を高めてくれるそうです。特に、週に三回、三十分程度のウォーキングが効果的であり、朝の運動はその効果が長く持続するとされています。

第二の要点は、ストレスの緩和です。運動によってストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑えられ、脳の海馬が過度なストレスにさらされることを防ぐ効果があるといいます。習慣化することで、ストレスに対する耐性も高まるとのことです。

ただし、運動の効果は即座に現れるものではなく、脳が再構築されるまでには数か月を要すると言われています。受験を控えた三年生の皆さんは、無理に新たな運動習慣を始めるよりも、軽いウォーキング程度にとどめ、これまでの学習ペースを大切にしてください。

そして何よりも忘れてはならないのは、運動だけでは学力は向上しないということ。運動は学習の質を高める助けにはなりますが、学びの成果は、日々の積み重ねによってこそ得られるものです。努力の先にこそ、学びの楽しさが待っています。

皆さんの健やかな成長と、学びの充実を心より願っています。

【校長ブログ】これからは伸ばし放題!

1学年の生徒および保護者の皆様を対象とした進学講演会を開催いたしました。講師には、ベネッセコーポレーションより内藤彪晶様をお迎えし、「1年生の学習習慣が合否を分ける」と題して、熱意あふれるご講演を賜りました。

内藤様のお言葉には、進路を見据える若者たちへの力強い励ましと、日々の学びに向き合う姿勢への深い洞察が込められておりました。「高校受験は塾のおかげで受かったかもしれないが、大学受験は別物」「これからは伸ばし放題!成長を感じ放題!」といった言葉には、未来への可能性を信じる力が宿っております。また、「苦手科目なんてものはない。それはただ勉強していない科目です。やれば伸びる科目です」との一言には、学びに対する前向きな姿勢を育む大切さが感じられました。

さらに、「生活のリズムをつくること。起床、食事、学習開始、就寝の時刻を固定させる」「学校と先生を信頼する」といった日常の習慣づくりの重要性にも触れられ、生徒たちの心に深く響いたことと思います。

進路実現への道は、日々の積み重ねの先にあります。生徒諸君が自らの可能性を信じ、努力を重ねていく姿を、私たちは全力で応援してまいります。

【校長ブログ】AWANO ART FESTIVAL 2025

本校美術科教員・田中茂先生が実行委員長を務める「AWANO ART FESTIVAL 2025」が、いよいよ開催されます。自然豊かな地に息づく芸術の息吹が、地域と人々をやさしく結び、心に深い感動をもたらしてくれることでしょう。田中先生の熱意と創造力が形となった本芸術祭は、まさに文化の灯をともす場。芸術に触れるひとときは、日常に新たな彩りを添えてくれます。ご興味のある方は、ぜひ足をお運びください。

【校長ブログ】3年生、全統記述試験に挑む

明日、三年生は全統記述模試に臨みます。これまでの日々、皆さんは幾度となく教科書と向き合い、問題集に挑み、仲間と語らいながら知識を深めてきました。その積み重ねは、決して裏切ることのない力となって、皆さんの中に息づいています。模試は、単なる点数を競う場ではなく、自らの理解を確かめ、これからの学びに活かすための大切な機会です。緊張や不安を感じることもあるでしょう。しかし、それは真剣に向き合っている証。どうか、自分自身の努力を信じて、落ち着いて問題と向き合ってください。答案用紙に向かうその姿は、未来への扉を開こうとする勇気の証でもあります。皆さん一人ひとりの健闘を、心より期待しています。

【校長ブログ】日本の伝統音楽に触れるひととき

本校では、音楽の授業において日本の伝統楽器である箏と三味線を用い、『さくら変奏曲』の演奏に取り組んでいます。写真は、その練習風景を捉えたものです。

箏の繊細な響き、三味線の力強くも哀愁を帯びた音色が重なり合い、教室には春の情景が広がるような美しい旋律が流れます。生徒たちは初めて触れる和楽器に戸惑いながらも、真剣な眼差しで音を紡ぎ、互いに耳を澄ませながら調和を探っています。

日本の伝統音楽を継承していくことは、決して容易なことではありません。時代の流れの中で、和楽器に触れる機会は少なくなりつつあります。しかし、こうして若い世代がその音色に心を寄せ、演奏を通して日本の文化に触れる姿を見ると、未来への希望を感じずにはいられません。

私たちが守り伝えていくべきものは、単なる技術や形式ではなく、その音に込められた心、そして四季折々の情景や人々の想いです。箏と三味線が奏でる『さくら変奏曲』は、まさにその象徴であり、春の儚さと美しさを音楽として表現するものです。

この授業を通して、生徒たちが日本の伝統文化の奥深さに触れ、やがてそれを次の世代へと受け継いでいってくれることを、心から願っています。

【校長ブログ】Audrey Tang : Not Just an IT Expert

Our third-year students had a meaningful English lesson. The topic was about Audrey Tang, Taiwan's Digital Minister, and her creative work during the COVID-19 pandemic. Students read an article in English about how Tang used technology and open communication to help people stay safe and informed.

In the classroom, students worked together to understand the text. They asked each other questions, shared ideas, and helped one another with difficult words and sentences. It was wonderful to see them using English to think deeply and communicate clearly.

This lesson was not only about language—it was about leadership, innovation, and global thinking. Audrey Tang's story gave students a chance to learn how one person can make a big difference in society.

 

【校長ブログ】9月25日の授業風景

秋の澄んだ空気に包まれた今日、校内では学びの光景が静かに、そして力強く展開されていました。1年生の物理では『運動の法則』に挑み、理論を通して自然のしくみに迫る姿が印象的でした。2年生は古典探究で『竹取物語』の世界に浸り、言葉の奥深さと物語の美しさに触れていました。3年生の体育では、仲間とともに心身を鍛え、爽やかな汗を流していました。それぞれの教室に、未来への一歩が確かに息づいています。

午後も頑張ろう!

【校長ブログ】Why may meat substitutes save the environment?

Our first-year students had an English class focused on environmental problems. The topic was “Why may meat substitutes save the environment?” Students read a short article in English and worked together  to understand the meaning. The classroom was full of energy and curiosity. Students shared ideas, asked questions, and helped each other understand the topic. It was a great chance to learn both English and important global issues at the same time.

In the future, the ability to communicate in English will be a powerful skill for students. Whether they study, travel, or work, English will help them connect with people around the world. I hope our students continue to study hard and use every opportunity to improve their English.

Let's keep learning and growing together !

【校長ブログ】読書の秋に寄せて

静かな読書の時間が心に染み入る秋がやってきました。皆さんには、ぜひこの「読書の秋」に、本の世界へと一歩踏み出してほしいと願っています。若い今だからこそ、物語の中にある言葉や感情が、心に深く響き、人生を照らす光となることがあります。本は、遠い世界や時代を旅する手段であり、他者の思いに触れる窓でもあります。ページをめくるたびに、新たな発見があり、自分自身を見つめ直すきっかけにもなるでしょう。忙しい日々の中にこそ、ほんの少しの読書の時間を。その積み重ねが、皆さんの感性を磨き、未来への力となることを信じています。

【校長ブログ】2学年進路講演会を実施しました

2年生の生徒および保護者の皆様を対象とした進路講演会を開催いたしました。講師には、ベネッセコーポレーション関東支社より内藤彪晶様をお迎えし、「進路実現のために今やるべきこと」と題して、貴重なお話をいただきました。

講演では、受験に向けた心構えや学習の進め方について、具体的かつ実践的なヒントが数多く示されました。その中でも、特に印象に残った言葉をいくつかご紹介いたします。

「安易に推薦入試に流れない方がよい」
「勉強する科目を安易に減らさない方がよい」
「志望を下げない」
「学力は最後の最後、3年生の2学期あたりで急激に伸びる。途中であきらめるのはもったいない」
「入試問題は難問ばかりという印象があるが、それは誤解。教科書レベルの基礎問題を確実に得点することが、合格への王道である」
いずれも、進路選択に向けて迷いや不安を抱える生徒たちにとって、大きな励ましとなる言葉であり、保護者の皆様にとっても、今後のご家庭での支援の在り方を考えるうえでの大きな示唆となったことと思います。

この講演が、ご家庭において進路について語り合うきっかけとなり、生徒一人ひとりが自らの未来に向けて、前向きな一歩を踏み出す契機となれば、これ以上の喜びはございません。

今後とも、生徒たちの進路実現に向けて、学校・家庭・地域が一体となって支えてまいりたいと存じます。

【校長ブログ】9月22日の授業の様子

2年生の保健の授業では「健康的な職業生活」について学びを深めました。
この日は、生徒たちがグループごとに「もし自分が経営者だったら、従業員の健康を守るためにどのような工夫や環境整備を行うか」というテーマで意見を出し合いました。

教室には、若い感性ならではの自由な発想と、仲間とともに考えを深める熱気が満ちていました。休憩スペースの設置や、リフレッシュのためのイベント開催など、ユニークで実現性のあるアイデアが次々と飛び出し、活発な議論が繰り広げられました。

生徒たちが主体的に考え、互いの意見に耳を傾けながら学びを深めていく姿は、これから社会に羽ばたいていく若者たちの頼もしさを感じさせてくれます。
この経験が、将来どのような職業に就いたとしても、健康と働きやすさを大切にできる人へと成長する礎となることを願っています。

 

【校長ブログ】速報、女子バレー部3回戦進出

先週末、県北体育館にて第78回全日本バレーボール高校選手権予選が開催されました。本校女子バレーボール部は、1回戦・2回戦を見事に突破し、ついに3回戦に臨みました。

惜しくも、さくら清修高校の壁を越えることは叶いませんでしたが、コート上では一人ひとりが全力を尽くし、仲間と心をつなぎながら、最後まで粘り強く戦い抜く姿がありました。そのひたむきなプレーと、互いを信じてボールをつなぐ姿勢は、観る者すべてに感動と勇気を与えてくれました。

勝利の喜びも、悔しさも、すべてが次なる成長への糧となることでしょう。女子バレー部の皆さん、本当によく頑張りました。これからも、仲間とともに高みを目指して歩み続けてください。

【校長ブログ】速報、野球部5回コールドで勝利!

昨日、清原球場にて本校野球部は、さくら清修高校との秋季大会2回戦に臨みました。エース・大塚君から1年生・荒木田君への見事な継投、そして全員が一丸となった堅実な守備と力強い打撃により、11対1、5回コールドという圧巻の勝利を収めることができました。選手たちのひたむきな努力と、仲間を信じて戦う姿勢に、心から拍手を送りたいと思います。

そして、いよいよ明日、エイジェックススタジアムにて、ベスト8進出をかけて強豪・シード校である石橋高校との大一番が控えております。これまで積み重ねてきた日々の鍛錬と、仲間との絆を胸に、堂々と挑んでくれることでしょう。

私も球場に足を運び、全力で応援いたします。どうか皆様も、温かいご声援をお寄せくださいますようお願い申し上げます。

頑張れ、小西野球部!

【校長ブログ】秋季大会1回戦に臨む

本格的な秋の訪れを感じる季節となりました。澄み渡る空に高く舞う雲、そしてさわやかな秋風が、小西グラウンドを静かに吹き抜け、生徒たちの背中をそっと押してくれているようです。

さて、今週末9月21日(日)、清原球場にて、本校野球部が秋季大会1回戦に臨みます。対戦相手は、さくら清修高校。これまでの練習の成果を胸に、選手たちは一球一球に思いを込めて、全力で戦いに挑みます。

もしこの一戦を制することができれば、続く2回戦は9月23日(祝)、エイジェックススタジアムにて、ベスト8進出をかけて、シード校・石橋高校と白鴎足利高校の勝者との対戦が待ち受けています。いよいよ、実力校との真剣勝負の舞台が目前に迫ってまいりました。

野球部の選手たちは、日々の鍛錬を重ねながら、仲間とともに汗を流し、技術だけでなく心も磨いてきました。その姿は、まさに本校の教育の根幹である文武両道の精神を体現するものです。

どうか皆様におかれましては、球場にて、あるいは心の中で、温かいご声援をお送りいただければ幸いです。選手たちの健闘を、共に祈りましょう。

頑張れ、小西野球部!

【校長ブログ】9月18日の授業の様子

3年生の体育の授業では、恒例となった「ダンス発表会」が行われました。

この日は、特別ゲストとして教頭先生と私が招かれ、生徒たちの創意と情熱が込められたダンスを間近で鑑賞する機会をいただきました。各グループは、自ら選んだ楽曲に合わせて、話し合いを重ねながら振り付けを考案し、練習を積み重ねてきたとのこと。その成果は、どの作品にも個性と工夫が光り、躍動感あふれる発表会となりました。

3年生の皆さん、素晴らしい時間をありがとうございました。皆さんの姿から、表現することの楽しさ、仲間とともに創り上げることの尊さを改めて教えてもらいました。これから迎える進路選択の時期においても、今日のように自分らしさを大切にしながら、力強く歩んでいってほしいと願っています。

 

【校長ブログ】9月17日の授業の様子

九月も半ばを迎え、季節の移ろいとともに、生徒たちの学びにも確かな成長の跡が感じられるようになってまいりました。教室では、真剣なまなざしで教員の言葉に耳を傾ける姿、仲間と意見を交わしながら課題に取り組む姿が見られ、そこには知識を得る喜びと、互いに高め合う姿勢が確かに息づいていました。

小西生の皆さん、今の努力は必ずや未来につながります。どうか一日一日を大切に、学びの歩みを止めることなく、前へと進んでください。私たち教職員一同、皆さんの成長を心から応援しています。

 3年生古典探究『和泉式部日記』

2年生数学ⅡB『対数関数』

1年生言語文化『蛇足』

【校長ブログ】速報、ハンドボール部、男女揃って南部支部新人大会優勝の快挙!

本校ハンドボール部が、南部支部新人大会において、男子・女子ともに全勝で優勝という輝かしい成果を収めました。鍛え抜かれた技と心、そして仲間との絆が結実したこの快挙は、まさに本校の誇りであり、未来への希望を感じさせるものです。

【男子の戦績】
小西 27-13 足利高校
小西 25-18 国学院栃木
小西 27-19 足利工業

【女子の戦績】
小西 32-16 栃木商業
小西 24-18 栃木女子

女子ハンドボール部は、現在3年連続でインターハイに出場しており、今年も4連覇に向けて力強い一歩を踏み出しました。試合を通して見せた安定感と集中力は、日々の鍛錬の賜物であり、全国の舞台を目指す意志の強さを感じさせます。

一方、男子ハンドボール部は、これまで幾度となく苦杯を喫してきた強豪・国学院栃木高校を堂々と撃破。その勢いのまま全勝優勝を果たし、来年度のインターハイ出場へ向けて大きな期待が膨らみます。

選手の皆さん、そして支えてくださった指導者・保護者の皆様に、心より敬意と感謝を申し上げます。これからも、挑戦を恐れず、仲間とともに高みを目指して邁進してください。