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R2 活動の記録(中高共通)
【中2】立志特別講演会
3月10日(水)、中2の立志式終了後、4限目から7限目にかけて、附属中および佐高卒業生4名から、「私の『立志』からの10年間のあゆみとこれからについて」と題する講演がありました。
「立志特別講演会」の講師は、附属中1期生の小西悠香(こにし はるか)さん、同じく1期生の板場匡史(いたば まさし)さん、4期生の若田部瑞菜(わかたべ みずな)さん、平成19年度佐高卒の高井将伍(たかい しょうご)さんの4名です。
それぞれ、30分の講話の後、15分の質疑応答がありました。
4限目:小西悠香さん
小西さんは、埼玉大学理学部数学科および同大学院卒業後、今年度よりIT関連企業で勤務しています。
講演では、中学時代、高校時代、大学時代をそれぞれ振り返り、どんなことを考えて生活していたのかを具体的に話してくれました。中学時代では、部活(吹奏楽部)に明け暮れ、勉強もしようとしなかったが、中2の立志式を境に、頑張ろうという気持ちになったこと、高校時代では勉強が楽しくてしかたがなかったこと、大学時代では今までの自分を振り返り新たな悩みが生じるなど、これまでの苦悩の日々や今の自分について語ってくれました。講演終了後、生徒からはたくさんの質問があり、Zoomを介して、小西さんから率直な思いが返ってきました。
5限目:板場匡史さん
板場さんは、英語が得意で高校在学中に英検1級を取得していました。東京外国語大学言語文化学部フランス語学科に入学し、その間、パリ第三大学に1年間、交換留学をしました。その後、2019年度から東京大学の大学院に入学し、現在、研究者として生活しています。
板場さんからは、今、自分がどんな研究をしているのか、などについて、アカデミックな内容をかみ砕いて分かりやすくお話してくれました。また、「世界は狭くて広い」という言葉は、板場さんならではのメッセージでした。
最後に、「大人のアドバイスをもらいながら、自分の殻を破り、広い視野を持って自分自身の道を歩んでください」という言葉で締めくくられました。
6限目:若田部瑞菜さん
若田部さんは、附属中の4期生ですので、現在は、「東京学芸大学教育学部教育支援課程多文化共生教育コース」の4年生で、来年度から、県庁への就職が決まっています。
高校2年生の時に、ドイツから来た留学生と席が近くになり、仲良くなったこともあり、大学では様々な留学に挑戦しました。大学3年間で、ドイツのハンブルク大学(1ヶ月)、オーストラリアのメルボルン短期留学、ドイツのドレスデン工科大学インターンシップ(2ヶ月)など、3度の短期留学をしています。
専門は「多文化共生教育」で、言葉や文化の壁によって学校生活になじめない「外国にルーツを持つ子どもたち」への教育支援について学んできました。
また、高校では吹奏楽部でしたが、大学内でも吹奏楽を続け、地域の楽団にも参加するなど、本当にいろいろなことに挑戦してきました。
その原動力となったのが、「やりたいことベースで考える」ことと、「人にシェアする」ことをあげています。留学したいといつも周りに言っていると、チャンスが舞い込んでくるそうです。
最後に、若田部さんの座右の銘「誰かの曇った心にさす 虹になりなさい」という言葉を紹介してくれました。
7限目:高井将伍さん
高井さんは、附属中が開校する前年の平成19年度に佐野高校を卒業しました。10歳からバレエを始め、佐高在学中に、ロシアにバレエ留学をしています。その後、プロのバレエダンサー(東京シティバレエ団に9年間在籍)として活躍し、現在は、栃木市で「とちぎバレエアカデミー」を主宰しています。
高井さんからは「失敗しない人間はいない」「大切なのは人間性」というお話をしていただきました。失敗を経験することで強くなっていく、失敗を受け入れる心の余裕が大切であることや、誰にでも好印象な挨拶は大事、まずは挨拶、など、ご自身の体験談をもとに分かりやすく話してくださいました。
生徒からたくさんの手が上がり、いい質問がたくさんでました。
*4人の卒業生の皆さんのお話は、それぞれ全く違う内容でした。本当に、素晴らしい先輩方がたくさんいることを誇りに思いました。立志式に続く4人の記念講演、生徒たちにとって、素晴らしい一日だったと思います。
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