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身近な風景 ~セミ(アブラゼミ)の羽化

8月9日(月)19時半頃、佐野市富士町の梅林公園の駐車場近くで、セミ(アブラゼミ)の幼虫に出会いました。

最初は地面を樹木と反対方向に歩いているところを発見しました。幼虫はすぐに方向転換し、樹木の根元にたどり着き、登り始めました。

かなりのスピードで登っていくので、ちょっとびっくりしました。20分程度で、3mくらいは登っていました。

(動画)→ ひたすら登るセミの幼虫


この写真の一番上の枝まで登りました。

枝の付け根付近にいます。20~30分程度で、ここまで登ってしまいました。

追っかけていた幼虫が通り過ぎた近くの枝に、別の幼虫を発見しました。しかし、この段階では、羽化した抜け殻なのか、これから羽化する幼虫かどうかは、はっきりわかりませんでした。

1時間半後の21時。再び同じ樹木でさっきの幼虫がどこにいるのかを探してみましたが、見つかりませんでした。しかし、抜け殻かなと思っていた幼虫に変化が起こっていました。

どう見ても、これは羽化している幼虫でした。

やっと、羽化する姿を見ることが出来ました。ちょっと距離が離れていて、観察しにくかったです。

(番外編)
同じ時刻、昼間うるさく鳴いていたセミの成虫たちは、樹にとまってじっとしていました。寝ているのでしょうか? 近くに寄っても逃げません。

アブラゼミ



ニイニイゼミ

コクワガタもいましたが、こちらは夜行性で活発に動き回っていました。

(注)梅林公園では、この時期、例年はもっと多くの羽化するセミの幼虫の姿を目にすることが多いそうですが、今年はどういうわけか、羽化する個体が少ないようです。セミの幼虫は、土から穴をあけて出てくるので、その穴が見つかれば、幼虫が羽化していることがわかりますが、梅林公園ではその穴がほとんど見つかりませんでした。不思議でした。

ちなみに、佐高の前庭のクスノキの周辺は、今年も幼虫が出てきた穴だらけです。