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ボストン研修報告⑤
アメリカ語学研修 報告書 5日目(7/27)
今日のボストンは終日雨が降ったりやんだりと不安定な天気となりました。気温は20℃前後と昨日より涼しく肌寒い一日となりました。現地の方からは今年は特に寒暖差が激しく天気の変化も極端で今までにないほどの異常気象だとのことでした。
今朝のカフェテリアでは生徒達の行動に大きな変化が出ていました。なんと昨日までなかなか他の留学生と話すことが出来なかった栃高生が勇気を振り絞ってカフェテリアに来ている他の留学生に話しかけに行って一緒に朝食をとっている姿でした。もちろんコミュニケーションがうまく続かず沈黙になったり、すぐにその生徒が退席してしまったりと思うように上手くいかない様子ではありましたが、昨晩のミーティングが彼らの行動を変えたことは確かです。
3日目になる午前中の英語クラスは、昨晩のミーティングで鼓舞された生徒達が積極的にレッスンで発言している姿がそこにはありました。ここまで自分の英語力に自信がなく発言する勇気がなかった生徒達が他の留学生のように今自分が話せる英語で必死に先生や他の留学生とコミュニケーションをしている姿でした。これまで一歩踏み出せなかった生徒が大きな一歩を踏み出せたことで新たな世界が見えてきたに違いないはずです。
午後は全員でMIT(マサチューセッツ工科大学)に向かいました。そこでは大学院で経済学を専攻している梶さんがキャンパスツアーをして下さいました。実はMITは理系だけではなく文系分野も強く、梶さんが滞在しているMITビジネス研究所も全米トップクラスで大企業(Google、Microsoft、FaceBookなど)のオフィスが大学に隣接しているなど常に企業と連携しながら研究を行っています。梶さんから丁寧に生徒目線で説明して下さり、生徒たちは梶さんの周りに群がるように集まり、この貴重な機会を最大限に活かそうと食い入るように説明を聞いていました。最後の質疑応答では梶さんの勉強方法や英語の習得について聞いている生徒がいるなど、生徒達は限られた時間の中梶さんから大きな刺激を受けていました。
梶 哲也さん(かじ てつや)
慶應義塾大学理工学部で物理情報工学を専攻。
外資系銀行に勤務したあと、経済学の道を目指し、東京大学大学院にて経済学修士号を取得。
2012年よりマサチューセッツ工科大学経済学部博士課程に在籍。
専門は計量経済学・統計学。
主に数学を使って経済分析に役立つ統計学的手法を開発。
その後全員でノースイースタン大学に向かいました。そこでは昨年ノースイースタン大学を卒業し現在ボストン市内の企業に勤務されている上田さんにキャンパスツアーをしていただきました。ノースイースタン大学は1898年に設立した私立総合大学になります。そこには理系文系問わず様々な学部があり、また世界各国からの留学生も多く日々様々なイベントも行われキャンパス内は活気で満ち溢れていました。我々が訪問した時にも野外に臨時のアイススケーティング場が設けられ夏にもかかわらず学生がアイススケートを楽しんでいました。
残りわずかとなった研修ですが、ここに来て生徒達の行動にもだいぶ変化が見られてきております。この小さな一歩がこの後のからの大きな飛躍につながることは確かです。
MITドーム前にて 梶さんとの質疑応答
上田さんによるキャンパスツアー 上田さんとの質疑応答
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