栃高トピックス

SSH学問探究講義

 3月14、15、18日の3日間にわたって「SSH学問探究講義」を行いました。これは、「大学の先生方からの専門的講義を受けることで、学問への探究心を深めるとともに、進路意識を醸成し、学習意欲を向上させる」という目的のもとに開講されるもので、生徒は自ら興味のある分野についての講座を選んで聴講します。今年度開講された講座は以下の通りです。

テーマ 「手足の自律再生法を両生類や魚類に学ぶ」
講師 田村 宏治 先生(東北大学)

テーマ 「建築家というプロフェッションについて」
講師 岡田 哲史 先生(千葉大学)

テーマ 「インターネットは民主主義をダメにする?-SNSと世論の形成-」
講師 永吉 希久子 先生(東北大学)

テーマ「子どもの脳を治す-遺伝子治療の最前線-」
講師 山形 崇倫 先生(自治医科大学)

テーマ「航空宇宙工学の過去と現在と将来」
講師 槙原 幹十朗 先生(東北大学)

テーマ「空想を実現するインタフェース技術」
講師 小泉 直也 先生(電気通信大学)

テーマ「出生前診断の誤りと法律上の責任」
講師 星野 豊 先生(筑波大学)

テーマ「ヒトを“分かる”-ことばの理解,知能,学習,教育-」
講師 美馬 秀樹 先生(東京大学)

テーマ「医薬品と食品の機能性成分を研究する「ケミカルバイオロジー」」
講師 木村 賢一 先生(岩手大学)

テーマ「医療を支え発展させる工学-計算機シミュレーションで骨の形を科学する-」
講師 小関 道彦 先生(信州大学)

テーマ「ロボットから考える倫理学」
講師 佐々木 拓 先生(金沢大学)

 いずれの講義も、それぞれの先生方の専門分野についての最先端のお話を伺うことができました。先生方には高校生対象ということでご講義いただきましたが、非常に高度な内容もあり、生徒は知的好奇心を大いに刺激されていたようでした。
 また、専門分野の話だけでなく、研究というものが地道な努力の積み重ねによって成り立つこと、一つの研究が多方面の分野にわたって展開されることなどが、現実感をもって感じられる講義でもありました。今後の進路選択の手がかりや、学習のモチベーション向上につながったことと思います。