栃高博物館

栃高博物館 47 ウミシダ

         栃高博物館 47 ウミシダ

     分類 棘皮動物門 ウミユリ綱 ウミシダ科
     学名 Comaturida
     英名 feather-stars
     大きさ ニッポンウミシダは10~20cm
     分布 日本沿岸部 サンゴ礁では数も色も大きさも豊富

 ウミユリ(海百合)、ウミシダ(海羊歯)ともに植物ではありません。ウミユリは葛生の石灰岩中に化石として
たくさん出ます。壊れやすい体なので、化石は小さい円筒型になっています。深海には生きているウミユリも
います。ニッポンウミシダは日本の沿岸部に普通ですが、別名「コマチ」といいます。学名のComatusからき
ていて、ラテン語で「毛状の」という意味を持っています。とても動物には見えませんが、実に優雅に泳ぎます。
毛のような、シダの葉のような体を、360度に大きく広げて、海水に含まれる細かい有機物を集めて食べます。