栃高博物館

栃高博物館 121 クマサカガイ

                     栃高博物館 121 クマサカガイ

      分類 軟体動物門 腹足綱(マキガイ綱) 盤足目 クマサカガイ科
   学名  Xenophora pallidula Reeve
   英名  Pallid Carrier  (carrier shell)
   大きさ 8センチ(標本は4cm)
   分布   茨城県より南の海域(水深100~300m) 

 巻き貝の表面に二枚貝や巻き貝の殻、小石を付着させながら生長します。
カルシウムでしっかり接着しているので取れません。カモフラージュのため
と思われます。名前の由来は、付着した貝類を、熊坂長範の背中の七つ道具
に見立てて、クマサカ貝とつけました。牛若丸の返り討ちに合った大盗賊です。
「能」の演目に「熊坂」があります。生物の名前も調べてみると、とても興味
深いです。(写真の説明 上から見ると巻き貝に見えません。下から見ると
軟体部の入る穴が見えます)