栃高博物館

栃高博物館  108 エラブウナギ

            栃高博物館  108 エラブウナギ

    分類   脊椎動物亜門 爬虫綱 ヘビ亜目 コブラ科 エラブウミヘビ属 
        学名   Laticauda semifasciata
        英名   Erabu black-banded sea krait
        大きさ 70~150cm(標本は約80cm)
       分布    南西諸島海域 近年では九州、四国でも(地球温暖化の影響か)
                                                       

 
 

    魚類のウナギではなく、爬虫類のウミヘビの仲間です。鱗、頭を見ると蛇ですね。そして
 特徴的な尾。泳ぐために扁平になり、まるで魚の鰭のようです。 英名のblack-banded
 は、この標本では消えてしまいました。英名のkraitとは陸生のコブラ科の蛇でエラブウミ
 ヘビのように黒い縞模様をもっています。毒(コブラ科)は強いですが、おとなしく口も小さい
 ため、噛まれることはないそうです。しかし絶対噛まないとは言い切れません。卵は海岸の
 岩場の陰に産みます。亀のように砂浜に上陸して、穴を掘って産むわけではないようです。
 「イラブー」とよばれ、食用になっています。