栃工トピックス

! 芸術鑑賞会報告

 栃木県民一人ひとりが、郷土を見直し、理解と関心を深め、県民としての一体感と自治の意識をはぐくみ、より豊かな栃木県を築きあげることを期する日として、6月15日が「県民の日」として制定されました。本校は、県民の日行事として芸術鑑賞会を実施しました。
 
最初に学校長から県民の日についての講話がありました

   
内容は、わらび座によるミュージカル
「KINJIRO! 本当は面白い二宮金次郎」です。

 さて、わらび座のHPによると、わらび座は民族伝統をベースに、多彩な表現で現代の心を描く劇団で、1951年2月 創立。秋田県にホームベースを置き、現在5つの公演グループで年間約1000回の公演を全国で行っています。海外公演は、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、ブラジルなど16カ国で行なっています。
 わらび座の芸術的使命は、多彩な表現を通して、より多くの人々の心に感動と幸福を生み出すことで、「生きているっていいな」「人間って捨てたものじゃない」といった人間の尊厳、いのちの美しさを描き、人々の心の糧、生きる力になる芸術活動を進めることだそうです。
 二宮金次郎と聞いて思い浮かべるイメージは、小学校にあった「薪を背負って本を読む銅像!」勤勉の人というものでした。実際は、二宮金次郎(1787年~1856年)は小田原の生まれ。金次郎は通称で、大人になってから尊徳と名乗りました。金次郎の業績は、大飢饉や天災が全国を襲った時代、なんと600もの村の再興に関わったのです。特に農村改革は有名で、栃木県でも天領だった日光市などで農村の改革に取り組みました。今市高校の周囲には二宮尊徳が工事した農業用水路があります。日光で生涯を終えたため尊徳の墓は報徳二宮神社にあるなど、栃木県と深い関わりがあります。
 
  生徒会から花束を贈りました    出演者のサイン色紙をいただきました

 歌あり、和太鼓や楽器演奏あり、ダンスありでエキサイティングな舞台でした。ミュージカルの持つすばらしさを今日は存分に楽しめたのではないでしょうか。