栃工トピックス

卒業生の活躍(第56回技能五輪全国大会)

第56回技能五輪全国大会で本校卒業生の活躍が目立ちました。

左官部門 厚生労働大臣賞(金賞) 前橋 康平(平成28年3月電子科卒業)株式会社 町田建塗工業

平成30年11月2日から沖縄で行われた、技能五輪全国大会の左官の部で、金賞を受賞する事ができました。
昨年の栃木大会で初めて出場し敢闘賞をいただきましたが、今年は更に良い成績を残したいと思い左官技能者の諸先輩方に指導していただき、たくさん練習をしました。
国際大会の予選という事もあり、課題が難しくとても苦労しました。本番は、練習通りの作業ができ落ち着いて望めたと思います。
最初は時間内に終わるのか・・・入賞できるのか・・・とても不安でしたが諦めずに一生懸命練習し、目標に向かって努力をしたら結果がついて来た本当にいい経験ができました。世界大会も全力で頑張りたいと思います。

「技能五輪」全国大会制し世界へ 宇都宮の前橋さん、周囲の支え受け左官部門で (下野新聞の記事)

工場電気設備部門 銅賞 風巻 俊太(平成29年3月機械科卒業) ギガフォトン 株式会社

私はギガフォトン株式会社に入社して、技能五輪という23歳以下の若手技能者が出場できる競技に日々取り組んでいます。
入社後は現場の業務を行いながら先輩選手のサポートをし、技能五輪の知識を高めていきました。
技能五輪には42の職種があり、私はその中で工場電気設備という職種に出場しました。実際に練習を始めたのは2017年12月からだったのですが、回路の読み方から穴あけや配線、パソコン等全てにおいて素人だった私が、10ヵ月後には自信を持って本番に臨むことができました。
それは、日々時間や質を意識しながら練習に取り組んだ結果だと思います。家に帰ってからも携帯で撮った盤を見て研究したり、パソコンでプログラムを打ち込むなど、考えつく限りの努力をしてきました。
今回技能五輪を通して、普段現場では感じることのできない「見られる」というプレッシャーや自分の動きを常に意識することの大切さを学ぶことができました。
他にも同じ職種の企業同士での交流の場があり、今までよりも話す力が身についたという実感があります。
今まで自分のことを知ろうとしないでいた私は、技能五輪によって自分を知り、他を知ることで大きく成長することができました。
今回は銅賞という結果でしたが、この結果に満足せず、より多くの経験を積んで銅を超えるメダルを取れるように日々精進していきたいと思います。