平成28年度 SPH活動報告

技能五輪メダリストからの技術指導(旋盤)を受ける

 来年度、本県で開催される「技能五輪大会」への出場を目指す、県内工業系高校4校から8名の生徒が、茨城県にある株式会社日立製作所インダストリアルプロダクツ社機械システム事業部の井上裕二さん(指導員)と相原健人さん(平成27年度技能五輪全国大会旋盤職種銀メダル受賞、平成26年度同大会敢闘賞受賞)から、9月17日(土)の午後、技術指導を受けました。講習内容は、旋盤職種地方予選課題(技能検定2級課題)のデモンストレーションと、その解説、質疑応答でした。通常3時間で完成させるべき課題を、1時間20分で終え、出来栄えも素晴らしく、国内トップレベルの技術・技能を間近で見ることができ、生徒達は技能五輪競技会の作業イメージを、強烈に脳裏に焼き付けることができたようでした。
 生徒からは、「作業のスピードやリズムがイメージできた」、「自分と同じ機械科卒業生が自信をもって大会に出ているのは力になる」、「愛媛県出身の高校生がこちら(茨城県)に来て活躍しているのはすごい」などの感想が集まりました。生徒たちは、技術的なことはもとより、エンジニアとしてものづくりに取り組む資質などを学んだようでした。今後のより一層の意欲的な取組が期待できます。