2019年12月の記事一覧

生き物LIVEーコナラ


テニスコートの向こう、
清陵の森に行ったことはありますか?


11月にはまだ緑陰が残る森でしたが、


一ヶ月後には枝先まで露わとなりました。
この森を構成する主要な樹木、コナラをご紹介します。


コナラ
Quercus serrata
ブナ科の落葉高木。
この失敗したロールケーキのような樹皮、
他でも見たことがあるのでは…。
公園などによくあるコンクリートの擬木柵、明らかにこのコナラだと思いませんか。
それほど身近な樹木だということが言えるのではないでしょうか。
関東の里山では古くから薪炭林として、燃料(薪や炭)の供給源になっていました。
環境汚染や地球温暖化の心配のない、自然エネルギー源ですよね。


周囲には枯れ葉と共に、おなじみドングリが。
拾い集めた幼い頃の記憶が誰しもあるのでは。

古くから欧州では、コナラと同属のオークはローマの雷神ジュピターの神木であり、この樹には落雷しないという言い伝えがあるそうです。窓のブラインドなどのヒモの先に付いている丸い球は、本来は雷よけのドングリを模したものだったそうですよ。


是非、冬枯れの森を散策しに来てください。

初冬の小鳥達

冬至(今年は12月22日)も近づき、校内の落ち葉はきが毎日大変ですね!
葉が落ちた木々の枝にやってくる小鳥の様子が楽しめる季節になりました。



↑ メジロ
カエデ類の芽の蜜を吸いにくるようです。
にぎやかにさえずっています。


11月下旬のある日、
実習棟の廊下に、またヒナが佇んでいました。


ヒヨドリの幼鳥と思われます。
しばらくしたらいなくなっていました。
無事に独り立ちできたでしょうか。



校庭のトイレにも最近小鳥が入り込んで汚すので
(便器にフンをしてくれれば問題はないのですが)、
いらなくなったCDディスクを吊って様子を見ています。

清陵高校は周囲の自然に恵まれているため、
校内にはいろいろな鳥や動物がやってきますが、
今年はちょっと多い気がします。
学校の北側でLRTの工事がはじまっているので、
その影響もあるかもしれませんね。