学習シートを用いた授業〜『映像文化の変貌』編〜(H19初稿)(R6)
ノートを使わず、学習シートを使って授業を行った実践例です。評論文『映像文化の変貌』、『<顔>という現象』、小説『富嶽百景』についての授業実践の概要と、『映像文化の変貌』で使用した学習シート及びその解答例を資料として掲載しました。どの教材も、各単元の終わりに発展学習として位置づけて使用しました。
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「話し合い活動」を通して古典の世界に興味を持たせる〜「筒井筒」(伊勢物語)〜(H20初稿)(R6)
○ 古典の世界に興味を持たせるために、「話し合い活動」を取り入れ、物事を多面的にとらえる態度を育成します。『伊勢物語』第23段「筒井筒」において、「恋愛」をテーマに、裁判の<陪審員制>の形式で話し合います。
※本事例は、栃木県総合教育センターの「平成14年度 調査研究 教科指導の工夫・改善 −指導事例集− 国語科 言語文化に対する関心を深める指導の工夫 −古典に親しむ態度の育成を目指して−」を再掲したものである。国立教育政策研究所教育課程研究センターの「評価規準の作成,評価方法の工夫改善のための参考資料−評価規準,評価方法等の研究開発(報告)−」(平成16年3月)が出される前の事例であり、評価規準の内容や表現は、その当時の考え方に則して書かれている。
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読んで考えて書く力を高めるためのワークシート−「言語と記号」編 −(H20初稿)(R6)
記述式の問題に対する生徒の無答率の高さ、あるいは取り組もうとする意欲の低さは、PISA調査で指摘されるまでもなく、多くの国語教師が抱えている課題です。そこで、読解力、思考力、記述力を総合的に高めるために、文章を読んで考えたことを書くという学習活動をできるだけ取り入れたワークシートを作りました。
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若紫(源氏物語)(H25初稿)(R6)
この実践では古典を読み慣れた3年生を対象として、読む能力の育成を中心とした指導を行った。学習評価の場面では、授業後に教師が確認しながら評価を行えるような方法(OPPシートへの記述の確認・分析)と、授業中の見取り(ノートへの記述の点検)を取り入れた。
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PISA型「読解力」を育む指導の工夫−「檸檬」におけるクリティカル・リーディング-(H20初稿)(R6)
○ 「檸檬」と、その草稿である「瀬山の話」とを読み比べて、表現方法の違いや表現者の意図を考えて文章にまとめたり、評価したりする言語活動を取り入れました。
※本事例は、栃木県総合教育センターの平成20年度の調査研究「高等学校における教科指導の充実 国語科 PISA型『読解力』を育む指導の工夫」を再掲したものである。
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表現に着目して「ナイン」を読み深める(H18初稿)(R6)
「ナイン」を読んで、人物、情景、心情などを表現に即して的確にとらえる能力を育成します。学習指導要領の言語活動例の「イ 文学的な文章を読んで、人物の生き方やその表現の仕方などについて話し合うこと。」を参考に、グループでの話し合い活動を通して、その能力を育成します。
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小学校学習漢字の確認テスト&なぞり書き漢字練習(H20初稿)(R6)
○生徒の漢字テストの解答を見ると、間違っているというだけでなく、文字のバランスが悪かったり、縦横の線がまっすぐ書けなかったりするものがあります。また、漢字を文字でなく記号(絵)のように覚えているのか、奇妙な文字も見られました。漢字を間違えて書いたまま何度練習しても意味がありません。そこで、なぞり書きをすることで、一度は正しい漢字を書いてから練習するような方法が必要と思い、練習シートを作成しました。主に定期テストの前などにテスト範囲の漢字をプリントして配布し、学習させます。
○生徒に漢字について聞くと、多くの生徒が「嫌い」「覚えなくても別に困らない」と言います。「嫌い」という生徒の本音や「困らない」と考えるその原因がどこにあるかを知りたいと考え、作成したアンケートです。知らなくて困ったという実体験に乏しいことが分かりました。
○小学校で学習した漢字を生徒がどのくらい習得しているかを確認するためのテストです。
レベルはそれぞれ小学校の学年と対応しています。興味をもって取り組んで、自分の習熟度がどのくらいかを自覚して欲しいと思い、数回に分けて実施できるように作成しました。
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「竹取物語」−新聞作りを通して古典に親しむ−(H21初稿)(R6)
「竹取物語」を読んで関心をもったことを図書資料などで調べさせます。それを新聞の体裁で表現する活動を通して、古典に親しませます。
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蜻蛉日記「うつろひたる菊」「泔坏の水」(H23初稿)(R6)
蜻蛉日記「うつろひたる菊」「泔坏の水」での実践。複数の場面を読み進めていく学習活動を通して、登場人物の心情を多角的な視点から考察させることを目指した。授業では、既習作品(『大鏡』)の学習を通して得た知識や自らの文法知識などを意識させながら読解を進めていくようにした。
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「羅生門」−「今昔物語」との読み比べとPOP作り−(H21初稿)(R6)
「羅生門」と「今昔物語」とのを読み比べを通して、作者の表現の意図を読み取らせるとともに、作品を読み深めさせます。単元の最終段階では、POPの作成を通して、作品の面白さを他者に伝えるための表現活動をさせます。
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