2023年9月の記事一覧

令和5(2023)年度 教科等専門研修(家庭、家庭分野専門研修)

目  的 家庭、家庭分野における学習内容や応用的な内容等の指導法について理解を深め、家庭、家庭分野担当教員としての実践的な指導力の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年8月7日(月) 9:30~16:00
対  象 小学校、中学校、特別支援学校(小学部、中学部)の家庭科、技術・家庭科(家庭分野)を担当している教員
研修内容 1 講話・研究協議「衣生活における指導法」
2 講話・実習「衣生活領域における感性を育むものづくり~幼保・小・中・高を見通した伝統染織の活用の試み~」
講  師 宇都宮大学共同教育学部教授 佐々木和也 氏
総合教育センター職員
研修の様子
 
研修担当者からの
メッセージ
 家庭科のねらいは、小学校学習指導要領解説にあるように「生活をよりよくしようと工夫する資質・能力」、中学校学習指導要領解説にあるように「よりよい生活の実現に向けて、生活を工夫し創造する資質・能力」を育成することとしています。実践的・体験的な学習活動を通して、習得した知識や技能を自らの生活に活用するとともに、豊かな感性を育んでほしいと思います。
 

令和5(2023)年度 産業教育専門研修(家庭科)

目  的 産業教育(家庭科)における学習内容や専門科目の応用的な内容等の指導法について理解を深め、産業教育(家庭科)担当教員としての実践的な教科指導力の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年8月7日(月) 9:30~16:00
対  象 高等学校及び特別支援学校高等部の家庭科担当教員
研修内容 1 講話・研究協議「衣生活における指導法」
2 講話・実習「衣生活領域における感性を育むものづくり~幼保・小・中・高を見通した伝統染織の活用の試み~」
講  師 宇都宮大学共同教育学部教授 佐々木和也 氏
総合教育センター職員
研修の様子
 
研修担当者からの
メッセージ
 家庭科のねらいは、高等学校学習指導要領解説にあるように「よりよい社会の構築に向けて、男女が協力して主体的に家庭や地域の生活を創造する資質・能力」を育成することとしています。実践的・体験的な学習活動を通して、習得した知識や技能を自らの生活に活用するとともに、豊かな感性を育んでほしいと思います。
 

令和5(2023)年度 数学専門研修(高)

目  的 数学的活動の理解を深めるとともに、指導力の向上と授業の工夫を図り、魅力ある数学科授業を創造する。
日  時 令和5(2023)年 8月31日(木) 9:30~16:00
対  象 高等学校、特別支援学校(高等部)の数学科を担当している教員
研修内容 講話「新課程における『統計的な推測』の内容と授業の観点~なぜ、今国民のリテラシーとして必要となったのか~」
研究協議「魅力的な授業の創造」
講  師 立正大学データサイエンス学部教授 渡辺美智子 氏
総合教育センター職員
研修の様子
 
講話「新課程における『統計的な推測』の内容と授業の観点
~なぜ、今国民のリテラシーとして必要となったのか~」
研究協議「魅力的な授業の創造」
受講者の声
  • 統計教育がこれからの時代に必須である内容だということがよくわかりました。バレル率の話がとてもわかりやすく、授業実践の題材にしてみたいと思いました。
  • データを学ばせることによって「データの価値や良し悪しを知る子どもに育成する」ということが特に印象的でした。データを数学や情報の授業で取り上げる意義をより深く学ぶことができました。
  • 仮説検定の授業の様子を見て、生徒が様々な意見をもちながら仮説検定の仕組みを理解していく姿にとても感銘を受けました。先生方と授業案をつくることはとても充実した時間であり、統計についてはまだまだ勉強不足なので、校内研修を充実させていきたいと感じました。
  • 仮説検定の授業を初めて行うにあたって不安がありましたが、班の先生や他のグループの話を聞いて、自身の中での考えがまとまってきました。特に、有意水準(判断基準)をどう生徒から引き出すのかについてのイメージが固まったので、授業に活かしたいと思います。
研修担当者からの
メッセージ
 午前の講話では、日本が置かれた状況や産業界の要望などの説明があり、受講者は統計学が求められている経緯や背景を理解することができ、統計教育の重要性を実感できたようです。午後の研究協議では、東京学芸大学の研修動画を視聴したあと、グループで仮説検定の考え方について授業づくりを行いました。受講者のみなさんは、教科書通りの授業展開ではなくデータを活用しながらシミュレーションや確率を根拠として授業を展開するイメージをもつことができたようです。
 

令和5(2023)年度 情報専門研修(高等学校)

目  的 学習指導要領の趣旨を踏まえた指導の在り方を理解し、実践事例の検討や教材等の研究を通して、指導力の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年 8月29日(火) 9:30~16:00
対  象 高等学校、特別支援学校(高等部)の共通教科情報科を担当している教員
研修内容 1 講話「高等学校情報科における現状と課題」
2 研究協議「大学入学共通テストを見据えた定期テストの在り方」
3 研究協議「実践事例の検討や教材等の研究を通して考える魅力的な授業の創造」
講  師 総合教育センター 職員
研修の様子
 
受講者の声
  • 実践的で主体的に取り組む内容でとても勉強になりました。
  • 毎回素晴らしい内容と進め方だと感じています。
  • 複数の先生方の意見を取り入れて授業案を作成する過程で、普段気が付かなかった切り口や見方があり、とても参考になりました。授業に取り入れていきたいです。
研修担当者からの
メッセージ
 今回の研修は、昨年と内容を変更し、より専門的な研修となるように、大学入学共通テストと授業づくりをテーマにしました。また、なるべく多くの時間を研究協議の時間に充て、先生方が意見交換や情報共有をできるように設定しました。担当者が講話の時間をあまり取らないことについては、いままでの研修にはないスタイルなので、やや不安を感じていましたが、参加された先生方はグループで積極的に話し合いを行い、その内容をクラウド上のファイルを使って他グループと共有し、対話的で協働的な学びを行っていました。多くの先生が本日の研修内容に満足しているようでした。今後の研修では、なるべく先生方の時間を確保するとともに、興味関心を引く話題を提供できるよう心掛けたいと思います。
 

令和5(2023)年度 音楽専門研修

目  的 曲想と音楽の構造との関わりなどについて理解しながら、音楽のよさや美しさを味わい、主体的に鑑賞する能力を育てるための指導法について、演習を通して理解を深め、授業力の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年 8月 9日(水) 9:30~16:00
対  象 全校種の音楽、芸術科音楽を担当している教員
研修内容 1 講話・演習「音楽を聴き深める力を育てる鑑賞指導の工夫」
2 研究協議・演習「音楽を聴き深める力を育てる授業づくり」
講  師 宇都宮大学大学院教育学研究科教授 小原 伸一 氏
総合教育センター職員
研修の様子
 
受講者の声
  • 曲の提示の仕方や工夫次第で子どもの音に対する感度を上げることにつながることが分かりました。子どもが「もっと聴きたい」と感じる授業を実践していきたいと思います。よく分からなかった「テクスチュア」「音楽の縦と横との関係」について、具体的な資料と講話で理解することができました。
  • 他校の先生方と意見を出し合って授業づくりができ、様々な考え方が参考になりました。鑑賞の授業を通して、子どもがどう感じるかというゴールの姿を見据えた上で題材の流れを考える必要があると感じました。今後も楽しい音楽の授業を展開していきたいと思います。
研修担当者からの
メッセージ
 宇都宮大学大学院教育学研究科 小原伸一教授の講話・演習では、子どもが「もう一度聴いてみたいな」と思うような授業づくりが大切であり、それに向けてどのような鑑賞の体験をするとよいのか、様々な資料や映像を基に学びました。育てたい資質・能力を明確にし、子どもの視点で題材構想することで、曲の提示の仕方や発問の工夫につながります。