2023年8月の記事一覧

令和5(2023)年度 社会専門研修(小)・(中)、地歴・公民専門研修

目  的 渡良瀬遊水地の成り立ちや自然環境についての理解を深めることを通して、社会科の授業づくりのための教材研究の在り方について考える。
日  時 令和5(2023)年 8月 4日(金) 9:50~16:00
対  象 小学校、特別支援学校(小学部)の社会科を担当している教員
中学校、特別支援学校(中学部)の社会科を担当している教員
高等学校、特別支援学校(高等部)の地歴科・公民科を担当している教員
研修内容 1 講話・見学   「渡良瀬遊水地の成り立ちと自然環境について」
2 講話・DVD鑑賞「渡良瀬遊水地の活用」「渡良瀬遊水地を知っていますか?」
3 講話      「渡良瀬遊水地概成時の古図解説」
4 講話・見学   「渡良瀬遊水地の歴史」
講  師 渡良瀬遊水地ガイドクラブ                佐藤 隆夫 氏
     〃                      印出 雅昭 氏
栃木市役所渡良瀬遊水地課課長補佐兼ハートランド城係長  一条 嘉之 氏
     〃      主事              芹沢  嵩 氏
栃木市藤岡歴史民俗資料館                石川由利子 氏
研修の様子
 

講話・見学「渡良瀬遊水地の成り立ちと自然環境について」

講話「渡良瀬遊水地の活用」

講話「渡良瀬遊水地概成時の古図解説」

講話・見学「渡良瀬遊水地の歴史」

受講者の声
  • 社会科だけでなく、理科、環境学習、総合的な学習の時間等において教科等横断的に活用できると思いました。国策により廃村となり、強制移住させられた谷中村の人々の思いにも焦点を当てて学習させると学びに深まりが出てくると感じました。
  • 小学校の社会科では、4年生の水害の単元、5年生の低い土地のくらしの単元、6年生の明治時代の単元などで活用でき、中学校では、郷土学習や防災教育、環境教育などの視点から、高校では地理分野の防災などでも扱うことができると思います。今後の授業実践に生かしていきたいです。
  • 古図と現在の地図を比較することを通して、当時の人々の考え方や生活の様子などに触れることができ、歴史学習の際に学びを深めることができると感じました。
研修担当者からの
メッセージ
 フィールドワークは暑い中での実施でしたが、実際に現地に行かないと分からないような内容を講師の先生方に熱心に説明をしていただきました。また、午後の講話・見学では、午前中の内容をより深く理解するための構成となっており効果的でした。
 社会科、地歴・公民科の内容として扱うだけでなく、教科等横断的に学ぶことができる教材であり、先生方もそういったことを意識して受講されていました。
 受講された先生方には、講話・見学などを通して気付いた新たな学びを今後の授業に生かし、子ども一人一人の資質・能力の向上につなげていただきたいと思います。
 

令和5(2023)年度 教科等専門研修 生活専門研修

目  的 「教える」から「学び」への転換を図り、誰もが楽しい生活科の授業づくりを通して、 授業力の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年 8月 1日(火) 9:30~16:00
対  象 生活科を担当する教員
研修内容 1 講話・演習「生活科で授業の転換を図ろう」
2 講話・演習「最高の支援を目指して」
3 講話・演習「生活科を創ろう(1)~動物園シミュレーションゲーム~」
       「生活科を創ろう(2)~公園探検シミュレーションゲーム~」
4 リフレクション
講  師 作新学院大学 人間文化学部 教職実践センター 特任教授 髙山 裕一 氏
総合教育センター職員
研修の様子
 

説明「幼児教育と小学校教育の円滑な接続」

講話・演習「生活科で授業の転換を図ろう」

講話・演習「生活科で授業の転換を図ろう」

講話・演習「最高の支援を目指して」

講話・演習「生活科を創ろう(1)
~動物園シミュレーションゲーム~」

講話・演習「生活科を創ろう(2)
~公園探検シミュレーションゲーム~」

受講者の声
  • 生活科は支援ということを学びました。綱を引くのではなく、背中を押してあげ、後ろに 立ってあげることが大切なのだと分かり、支援という言葉の価値観が変わりました。
  • 遠足や校外学習では、教師が一方的にタイムスケジュールや注意点を伝え、教えてしまうが、この場面になったらどうするかと、自分で考え判断させることが大切であると気付きました。子どもの中にはどう判断するか分からないこともあるので、肯定的な選択肢を用意しておくことは有効であると思いました。
研修担当者からの
メッセージ
 生活科は、自立し生活を豊かにしていくための資質・能力を育成する教科です。具体的な活動や体験を一層充実させながら、一人一人がそこで何を思い願っているのか、そこにどのような気付きがあるのか等、児童理解を基に学習を展開していくことが必要です。様々な事例から学んだことを日頃の実践に生かし、指導ではなく「最高の支援を目指して」取り組んでほしいと思います。
 

令和5(2023)年度 養護教諭専門研修

目  的 講話と演習を通して、連携・コーディネーター能力の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年 7月24日(月) 9:30~16:00
対  象 全校種の養護教諭及び養護助教諭
研修内容 講話・演習「連携のコーディネーターとしての養護教諭のあり方について」
講  師 静岡大学教育学部学校教員養成課程養護教育専攻教授 鎌塚 優子 氏
研修の様子
 
演習「ケースメソッドで考えてみよう」
講義「魅力ある組織づくり-チーミング-」
受講者の声
  • ケースメソッドの討論が新しい刺激となりました。鎌塚先生の1つ1つのエピソードに共感したり胸が熱くなったり、講師はもちろんのこと、ともに研修を受けた仲間からもエネルギーをもらいました。
  • 今回の研修を通して改めて養護教諭の魅力を感じました。養護教諭は学校の連携の要であると先生がおっしゃっており、養護教諭としての肯定感が高まりました。自分なりの志をもち、また2学期から子供たちと向き合っていきたいです。
  • ケースメソッドを通し、価値観の再構築、様々な視点から考えるという経験ができました。この感覚を忘れずに自校のケースでも対応に当たりたいです。また立場、教育課程においても見える問題が異なることを念頭に置き、長期的な視点を持っていきたいと思います。
  • 他人と自分を比べず、以前の自分と比べて成長できているかを考えることが大切であり、それは子どもに対しても同じであるという言葉にハッとさせられました。
  • 学校組織を動かしていく上でいかに養護教諭の存在が重要なのか再認識することができました。多職種の職員をコーディネートしていく上で大切なポイントをいくつも示して頂いたので今後の執務に生かしていきたいです。
  • 「運用しながら改定していくことを大事に」「昨日の定義は今日は当てはまらないことがある」というところが印象に残っています。この心がけは持ち合わせていなかったので今後心がけていきたいと思うとともに、気持ちが少し楽になりました。
  • 世界で一人でもあなたのことをOKといってくれる人の存在で強く生きていける・・・等々、先生から心温まる力強いメッセージをいただき、明日から頑張ろうという気持ちになりました。
研修担当者からの
メッセージ
 演習「ケースメソッドで考えてみよう」や講義「魅力ある組織づくり-チーミング-」等において受講者自身が具体的に課題解決に向けて考え、鎌塚教授から養護教諭として大切な知識やスキルを学ぶことができました。組織の要としての養護教諭の在り方について考えさせられるとともに、これからも養護教諭として自信を持ってやっていきたいと思えるような温かく力強いメッセージをいただくことができました。受講者の皆さんが、養護教諭とは何であるか振り返る機会になったと同時に、熱い思いに胸が満ちた貴重な研修でした。