研修報告

令和 7(2025)年度 授業研究活性化プログラム

目  的 授業研究の意義や効果的な進め方について理解を深め、授業研究の充実を図る。
日  時 令和 7(2025)年 7月31日(木) 9:30~16:00
対  象 小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校において、授業研究について学びたい教諭等
研修内容 講話・演習「教師が学び合い、育ち合う授業研究」
講  師 東京学芸大学教職大学院准教授 渡辺 貴裕
研修の様子
 
受講者の声
  • 大学院生の方や他地区・他校種の先生方とグループ協議をして、いろいろな意見をお聞きできました。日頃思っていることや考えていることなどを共有したり、学びを深めるための工夫、リフレクションについて学んだりでき、勉強になりました。学んだことを勤務校に持ち帰り、学習指導主任、学校課題担当として、今後の授業研究会を少しずつ改革していきたいと思います。
  • 授業研究というと、授業者が参観者からアドバイスを聞くというイメージが浸透してしまっていたのですが、今回の研修を受けて、参観者がお互いに感じたことを伝え合うスタイルのほうが、意見をより伝えやすく、内容が深まっていくように思いました。今後、自分の学校でも実践していきたいと思いますが、今までの進行のスタイルがあったので、すぐに学校全体で変えていくのは難しいかもしれません。まずは、自分が研究授業を見に行ったときに、子供の様子だけを伝えるのでなく、一緒に学んでいる立場になって、感じたことを素直に授業者に伝え、一緒に指導方法を考えていければと思います。自分が授業者になったときにも、参観者から、どう感じたか、どういう指導法が伝わりやすいかなど、率直な意見を聞いてみたいです。
  • 授業研究の持ち方について、新たな方法を知ることができました。話し合いの方法や授業の見方が決まってしまっていて、深め合うことが難しかったので、対話的な手法を取り入れていきたいと思います。早速、2学期に研究会があるので、学習者の視点で捉えることができるように働きかけようと思います。また、リフレクションについてもとても勉強になりました。リフレクションを上手く活用して、自分自身の指導のスキルも見つめ直していきたいと思いました。
研修担当者からの
メッセージ
 東京学芸大学の渡辺先生からは、受講者が質の高い授業研究のイメージをもつための授業づくりやリフレクションの考え方を使ったワーク、授業研究の多様な在り方についても紹介していただきました。大学院生を交えた模擬授業や、対話型の研究協議を中心とした演習には、受講者が実感を伴いながら学ぶ姿や前向きなコメントが多く見られ、自校にどのように取り入れていくかという考える場も設定することができました。