研修報告

令和 7(2025)年度 英語専門研修(高)

目  的 研究協議と講話・演習を通して、高等学校段階における英語教育の在り方について理解する。
日  時 令和 7(2025)年 7月30日(水) 9:30~16:00
対  象 高等学校、特別支援学校(高等部)の英語科を担当している教員
研修内容 講話・演習「今求められている外国語教育と授業づくり」
講話・演習「『論理・表現』の指導の在り方と実践」
講  師 群馬大学共同教育学部講師 津久井 貴之 氏
総合教育センター職員
研修の様子
 
講話・演習「今求められている外国語教育と授業づくり」
講話・演習「『論理・表現』の指導の在り方と実践」
受講者の声
  • 他の班の方で、目的・場面・状況を設定するのが上手な方がいらっしゃったので非常に参考になりました。
  • 『論理・表現』は、文法ベースの授業を行うものだと思い込んでいたため、発信能力の育成が目標として掲げられていることに、恥ずかしながら驚きました。言語材料を精選しながら、生徒たちのアウトプットを増やす言語活動を組み込んでいきたいです。
  • 説明を最初にするのではなく、まず「やらせてみる」、次に説明して、「訂正させてみる」の順番で授業を組み立てるように改善してみたいと思いました。
  • アウトプットは、それ自体を目的にするのではなくて、インプットのためのアウトプットということを聞き、目から鱗でした。まずは発信をしてみる。そこから、必要な表現を学ぶという中間指導の流れを今後は実践していきたいと思いました。
  • 「英語教師が授業中に英語を使用する意味・目的」「授業における誉め言葉(フィードバック)の在り方」という授業の根幹となる部分について改めて振り返ることができました。
研修担当者からの
メッセージ
 今年度の英語専門研修は『論理・表現』にスポットを当てており、一日を通して『論理・表現』の授業の在り方について考えました。
 午前は『論理・表現』の科目の目標や内容について確認し、グループごとに単元の計画や個々の授業について協議しました。どのグループも活発な議論がなされており、テーブルごとの模擬授業では、言語活動について様々なアイディアを共有することができました。
 午後は群馬大学共同教育学部講師の津久井貴之先生により「『論理・表現』の指導の在り方と実践」と題した講話を頂きました。具体的な指導法についてもご教授いただき、受講者も大変熱心に耳を傾けていました。津久井先生が実際に『論理・表現』の授業で使われたワークシートも共有して頂き、授業の在り方について具体的にイメージすることができました。
 受講された先生方、一日の研修大変お疲れ様でした。この研修を通して学んだことを、日々の授業改善に役立て、各学校の同僚の先生方と共有して頂ければ幸いです。