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【理科・生物】光合成色素の分離実験を行いました!

3年生は高校生活残すところ4か月。授業がある日数は実質1か月ほどとなってきました。理科での実験もあと数回を残すのみです。

 

さて、普通科3年生の生物では、光合成色素の分離実験を行いました。

今回の試料は、ホウレンソウとシソ、ティーパックになっている緑茶と紅茶もやってみることに。

まずは試料を細かくしていきます。

ペースト状、あるいは粉末になるまで擦っていきます。根気のいる作業です。

続いて、出来上がったものをチューブに入れ、色素の抽出を行います。

 

有機溶媒を加えて色素が抽出できたら、シリカゲルが塗られたプラスチック板に細いガラス管で色素をつけていきます。

 

 

 

 

 

 

シリカゲルをはがさないように、慎重に操作していきます。この実験の一番重要かつ難しい作業です。

完了したら、展開溶媒の入った試験管にそっと入れて、しばらくすると…

ゆっくりと色素が分離していきます。

 

 

 

 

 

 

各班の結果を並べてみました。

ホウレンソウは特にくっきりと色素が出ましたが、乾燥した葉(緑茶、紅茶)もうっすらとでています。緑茶と紅茶でやや異なるのは、製造工程の違いなども影響しているのかもしれません。

最後に、実験結果をもとにRf値を計算し、クロロフィルa、キサントフィルなど色素の特定を行いました。