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花丸 「百年厨房」「ナカスイ!」で人気の小説家!村崎なぎこ先生が来校されました。

校長室での村崎先生と校長

 小説家の村崎なぎこ先生が、新しく書き下ろした「オリオンは静かに詠う」という小説を携え、私に会いに来てくださいました。今回の小説は、聴覚障害のある女子生徒が小倉百人一首に取り組むお話で、主人公といえる人物が3人いるそうです。タイトルも素敵で、読む前からストーリーへの期待感が高まります。

 実は、令和5年に私が聾学校長を務めていた当時、聾学校で取材をしてくださっていたのです。生徒たちが百人一首に取り組む文化活動の様子を見学され、上の句の1~2文字を指文字で示されたとたん、下の句のカルタを取りに行く生徒の姿に興味津々だった御様子が印象に残っています。また、関係する職員に話を聞いたり、卒業生や旧職員にも取材に行かれたりするなど、精力的に取材されていました。 

 取材、執筆、編集会議など、小説作品が出版されるまでには、大変な御苦労があったそうですが、このたび、小学館からの出版が決まったとのことで、心からお祝い申し上げます。なお、1月下旬ごろから宇都宮市内の書店の店頭に並び、その後、全国の書店に展開されるとのことです。私も聾学校時代を思い出しながら、楽しく小説を読ませていただこうと思います。