歴史散歩6 ナイチンゲール達

歴史散歩6 ナイチンゲール達 今年度、真女高は創立百周年を迎え、同窓生の皆様をはじめとする様々な方々の御支援を頂きつつ記念事業を実施した。近隣の病院など医療の世界で活躍されているOGの皆様からも、「真女高の卒業生ですから少し協力させてください」と温かいお言葉をいただいた。
 本校では昭和50年4月1日に衛生看護科が開設され、平成16年4月1日に閉科となるまで多くの看護師が育っていった。往時の「戴帽式」は、厳粛な中にも大変感動的なものだったそうだ。生徒達がろうそくの灯を寄せ合い、涙を浮かべながら立派な看護師となることを誓ったという。その雰囲気はこの写真からも充分に感じることができるように思う。ここに集った乙女達も、今は社会の中堅として県内外の医療現場で活躍しておられることだろう。
 現在も本校では、希望する進学先として医療看護系を挙げる生徒がかなり多い。それは、この乙女達の優しくも強い精神が受け継がれているからかも知れない。
 写真の乙女達の視線の先にあったナイチンゲール像は、今もちゃんと保存されている。