歴史散歩4 高等女学校校旗

高等女学校校旗 創立百周年事業の一環として、真岡高等女学校校旗の額装も行った。
 紫色の地に、重厚な刺繍がほどこされた金色を基調とする校章が輝き、周囲も金色の房で飾られている。左隅に栃木県立真岡高等女学校と校名が刺繍されている。
 一見して気づくのは、この校旗が非常に新しいことである。もちろん、額装に当たり多少の補修は施されているのだが、ほとんど色あせもなく、特に刺繍の色鮮やかなことは驚くばかりである。校史を省みると、昭和4年11月6日に「校旗樹立式」が行われている。それから、二十年近く「校旗」として活躍したはずであるのに、こうも美しいことから、大切に大切に受け継がれてきたことがよく分かる。この校旗の額は、記念式典当日に会場ロビーに飾られ、女学校OBの皆さんをはじめ、来客の皆様の目を楽しませてくれた。(現在は渉外部室に展示してある。)