校長室に掛け軸を掛けました

12月26日(火)、 長野県飯田市の塩沢氏からいただいた東山古道神坂峠の万葉歌碑(主帳埴科郡神人部子忍男:しゆちやうはにしなのこほりのかむとべのおしを)の拓本を、掛け軸に表装して校長室に掛けました。

この歌は天平勝宝七年(755年)の防人の歌の一首で、万葉仮名で次のように書かれています。

 

知波夜布留賀美乃美佐賀爾怒佐麻都里伊波負伊能知波意毛知知我多米

(ちはやふるかみのみさかに ぬさまつり いはふいのちはおもちちがため) 

 

(訳)

ちはやふる神の御坂に幣を奉って、私の命の無事を願うのは母父のためである。

 

昭和43年の神坂峠遺跡の発掘調査により、峠神祭祀のために手向けられたぬさが実証されたそうです。