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機械制御科3年生 課題研究を大学校と連携事業’’Rubber Band Gun Project’’その3

8月20日

本日は、小山市にある関東職業職業能力開発大学校にて体験授業が行われました。

午前中は、設計の方法について学び、午後は学校設備見学を実施しました。

初めに、ものづくりの設計方法について学びました。

ものづくりを行う上で必ずしもPCが必要なわけではなく、紙とハサミでものづくりを行うことができます。

実際に紙とハサミを使って、今回の題材であるメタル輪ゴム銃の製作を実施しました。

製作してみると、大きさがイメージしやすく、必要であれば紙をノリ付して増やしたり、ハサミで切って減らしたりして、形を整えていきます。

こうして完成した部品を元に、PCのCADソフト2DCAD(オートCAD)・3DCAD(ソリットワークス)にデータを作成し、組み合わせて、全体のバランスや、干渉チェックを行います。

 

 

続いて設備見学になります。

高校ではなかなか見ることが出来ない、NC旋盤、NCフライス盤、ELIT研削盤、ワイヤ放電加工機や大型レーザ加工機(2500W)、そして国内の学校で唯一の超精密加工センタに入ることが出来、非接触型の表面粗さ測定器や、超精密旋盤の見学を行いました。

超精密加工センタはクリーンルームになっており、常に室内温度22°、湿度55%、クリーン度合はANSIの「Fed.Std.209E」でクラス1000と3000(粒子の大きさが0.5μm(1/1000mm=1µmの半分の大きさ)の粒が一立方フィート当たり1000粒、3000粒の埃しか存在しない場所)で加工と測定が行われる場所になります。 インフォメーション(花粉は20~50μm・髪の毛100µm・PM2.5は2.5µm以下)

キラキラここに入ると一時的に花粉症が治ります。キラキラ

産業分野で多く使われる超硬合金を加工できるレーザ加工機のデモ見学や、機械加工や検査で、専用の白衣や帽子、スリッパを身に着けて、エアシャワーを受けて作業することは滅多になく、それだけでも貴重な体験となり、生徒の基本的資質を高められたと考えます。

本日の体験授業、清峰高校の生徒のためにご尽力いただきました、関東職業能力開発大学校の先生方に厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。

  御協力学校 「独立行政法人 高齢障害求職者雇用支援機構 関東職業能力開発大学校」

 URL  「→関東職業能力開発大学校 →生産技術科